[雑学]社名の由来知ってる?
皆さん、こんにちは。
皆さんは企業の名前の由来や込められた意味を知っていますか?
世界には数多くの企業がありますがそれぞれの企業名には由来や深い意味が込められています。
今回は「楽天、任天堂、Yahoo!、カルビー、ZOZO、トヨタ自動車」この6つの企業名の由来や込められた意味について詳しく話していきます。
楽天
楽天の社名は、楽一楽座に由来しています。
楽一楽座といえば、安土桃山時代に織田信長が城下町で税を免除し、自由な商売を認めたあの楽市楽座です。
これは市場経済の発展を目的としたもので、楽天市場は楽市市場のように、インターネット上でさまざまな商品が取引される市場として発展を目指しました。
また楽市楽座に明るく前向きな「楽天」のイメージを合わせることで楽天市場と言う名前になりました。
楽天グループの社名も楽天市場から来ています。
現在、楽天市場は多くの人々に利用される、オンラインショッピングサイトとなっています。
任天堂
任天堂の社名には天に任せるという意味が込められています。
この社名の由来は、運を天に任せるという「言葉から着想を得たのではないか」と3代目社長の山内溥氏は過去に話してたそうです。
ただし、この天に任せるという考え方には与えられた仕事に全力に取り組むという前提条件があり、その上で人事を尽くして天命を待つと言う意味合いに山内溥氏が定義したそうです。
任天堂は現在、スーパーマリオやゼルダの伝説など、多くの人気ゲームを生み出し、世界的なゲーム会社としての地位を確立しています。
Yahoo!
Yahoo!の社名の由来は、ガリヴァー旅行記に登場するならず者「yahoo」にあると創業者は述べています。
創業者であるジェリー・ヤン氏とデビッド・ファイロ氏は、このキャラクターの「世論や常識にとらわれない」という特性を自社の哲学と重ね合わせ、Yahoo!という社名を採用しました。
また、Yahoo!には「情報を自由に探し、社会に役立てる」という強い想いも込められています。
ちなみにアメリカのYahoo!と日本のYahoo!JAPANには資本関係がありません。
1996年にアメリカのYahoo!と孫正義氏率いるソフトバンクが合弁でYahoo!JAPANを設立しました。
しかし2019年にはアメリカのYahoo!側が所有していた株式をソフトバンクが取得しソフトバンクの完全子会社になりました。
現在アメリカのYahoo!と日本のYahoo!JAPANに資本関係はありませんが、ライセンスなどの関係はありアメリカのYahoo!と日本のYahoo!JAPANどちらも世界で愛されるサイトになっています。
カルビー
カルビーの社名は、カルシウムのカルとビタミンB1のビーを組み合わせたものです。
創業者である松尾孝氏は当時、戦後の食糧不足の中、栄養不足に苦しむ人々が非常に多く、健康を支える食品づくりを目指しました。
特にカルシウムやビタミンB1は不足していた栄養素であり、そのせいで栄養失調になる人も少なくありませんでした。
そして社名には「人々の健康を支えたい」という強い想いも込められています。
現在もカルビーは、ポテトチップスを初めとするお菓子やフルグラなど栄養満点の食品などをつくり、世界中の人々の体と心の健康を支えています。
(カルビーの商品のイメージ図)
ZOZO
ZOZOの社名は創造(SOZO)と想像(SOZO)という2つの言葉に由来し「新しい価値を生み出す」という想いも込められています。
創業者である前澤友作氏は「創造と想像が行き交う街」を作りたいという思いを込め、この2つの言葉の後半部分「ZO」と「ZO」を組み合わせてZOZOという名前になりました。
ZOZOの社風でもある「誰もやったことのない挑戦をする」もこの社名に反映されています。
ちなみにZOZOと名前が似ている、動物園(ZOO)も社名の由来には関係はありませんが、千葉県にある動物園(ZOO)とコラボ商品を制作するなどの関わりがあります。
現在もZOZOはファッションECサイトのパイオニアとして、現在も成長を続けています。
また創業者である前澤友作氏はすでに社長職を退任していますがカブアンドと言うサービスを開始し「新しい価値を生み出す」行動を行なっています。
トヨタ自動車
トヨタ自動車の社名は、創業者である、豊田喜一郎氏の名字「豊田(トヨダ)」が由来しています。
しかしトヨタ自動車はトヨダではなくトヨタという表記です。
トヨダではなくトヨタという社名になった主な理由はいくつかあり、まず「濁音を避けたほうが言葉の響きが爽やかである。」こと。そして「カタカナ表記で「トヨタ」と書いた際の総画数が縁起の良いとされる「8画」になる。」ことです。
さらに、「豊田(トヨダ)」という個人の名字から離れることで、家業ではなく社会的企業としての意味を強調する意図もありました。
この背景から、現在のトヨタという社名が生まれました。
興味深いエピソードとして、現在トヨタ自動車の名誉会長である故豊田章一郎氏が「家族の姓をトヨダからトヨタに変えようか」と家族に提案したことがあります。
しかし豊田章男氏を含め、家族全員が「トヨタは会社名であり、トヨダは家族の名前」という理由で反対し、トヨダ家がトヨタ家になることはありませんでした。
このエピソードから創業者の「トヨタ自動車はみんなの会社」という考えが深く根付いていることが伺えます。
(トヨタ自動車の製品)
(トヨタ会館にて著者が撮影)
まとめ
各企業の社名には、それぞれ由来や意味がしっかりと込められています。
皆さんも「この企業の社名の由来や意味気になる!」のがあれば自身で調べてみたり、okkeのフィードバックにリクエストしてみてはいかがでしょうか?
最後までありがとうございました。