超意外!こんな事業もやってるの?!ダイキン工業編
(サムネイルは新大阪駅付近にて著者が撮影)
皆さんこんにちは。今回も、大企業が展開する意外な事業についてお話しします。(前回の記事はこちら)
今回はダイキン工業についてお話しします。
ダイキン工業の簡単な歴史
まず、ダイキン工業の歴史について簡単にお話しします。ダイキン工業は1924年に大阪金属工業株式会社として設立され、当初は航空機部品の製造を行っていました。
そして1930年代、フロン冷媒を開発し、冷凍機や空調機器の製造を開始しました。
1951年には世界初のパッケージエアコンを開発し、空調業界での地位を確立しました。
「空気で答えを出す会社」といったダイキン工業のスローガンのもと現在に至るまで、環境に優しいエアコンの開発やコストの安いエアコンの開発などを進め、世界的にも人気と信頼のある空調ブランドへと成長しています。
ダイキンが出した1つの答え
ダイキン工業は、近年農業、アボカド運送に進出しました。
皆さん、「アボカド?ダイキン工業は空調の会社ですよね?」「農業なんて関係ないんじゃないの?」と思われた方も少なくないかもしれません。
ですがダイキン工業のスローガンを思い出してください。「空気で答えを出す会社」それがダイキン工業です。
アボカド輸送参入の背景
アボカドの主な生産地はメキシコで、日本から見ると地球のほぼ反対側に位置する非常に遠い地域です。
メキシコで収穫されたアボカドは、通常、海上輸送で2週間から4週間ほどかけて日本に運ばれてきます。
コンテナで農作物を運ぶ際には気温を低くして劣化しないようにするのが一般的ですが、それだけでは長距離輸送には不十分なケースが多いです。
ダイキン工業の技術
そこでダイキン工業は、今まで培ってきたエアコン技術を活かし、アボカドを日本や世界に運ぶ際に劣化しないようにすることに成功しました。
具体的には、空気の成分をコントロールする技術で、コンテナ内部の酸素と二酸化炭素の濃度を適切に保つことで熟成・劣化を抑えることが可能です。
実際、従来のコンテナに比べて1.5倍から2倍ほど日持ち期間が延びることが期待されています。
(ダイキン工業のアボカド事業イメージ図)
(ChatGPTにて生成)
まとめ
ダイキン工業は「空気で答えを出す会社」として、エアコンだけでなく、世界中の新鮮な作物を届けることで空気の答えを出していくことを目指しています。
さらに、この技術が広く普及することで、今まで遠くて届けられなかった地域への食物を新鮮な状態で提供することが可能になり、食品ロスの削減にも貢献できるかも知れません。
最後までありがとうございました。
次回はキヤノンの意外な事業について特集するのでお楽しみに!