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Haruna

40℃超えのヨーロッパ…猛暑に揺れる世界と各国の対応

2025年8月8日

こんにちは、Harunaです!
今回は「40℃超えのヨーロッパ…猛暑に揺れる世界と各国の対応」というタイトルでお届けします。

2025年の夏、世界中で異常な暑さが報告されています。
6月の時点で、イギリス・ロンドンでは31.6℃、スペインでは40℃を超え、さらには46℃を記録した地域もありました。

このような猛暑は、もはや特定の国の問題ではなく、世界的な課題です。

日本でも6月頃から暑さが厳しくなってきましたが、こうした異常気象に対して、日本をはじめ世界各国はどのように対応しようとしているのかご紹介します。

それでは早速、見ていきましょう!

猛暑が止まらない“暑さの政治”と未来の気候

ヨーロッパを襲う猛暑

ヨーロッパでは例年より早く、そして激しい熱波がやってきました。

スペイン南部の町では40℃を超え、ポルトガルやフランス、イギリスでも30~40℃台の気温が続いています。
フランスのバラハス空港では37.3℃、フランスのコニャックでは35.2℃と、通常は涼しいとされる地域でも危険な暑さになっています。

さらに注目されたのは、イギリス王室が主催する競馬イベント「ロイヤルアスコット」での出来事です。

30℃を超える暑さの中、多くの熱中症患者が出たことから、気候の変化がいかに生活に影響を与えているかが改めて浮き彫りになりました。

熱中症とエアコン設置の“政治問題化”

こうした猛暑を受けて、ヨーロッパ各国では「エアコン設置」が大きな政治的争点となっています。

日本ではエアコンがあるのは当たり前ですが、ヨーロッパではこれまで夏も比較的涼しく、エアコンなしで過ごせるのが普通だったため今でもエアコンが設置されている家庭や施設は珍しいのです。

フランスではエアコン不足のために学校の休校が相次ぎ、極右政党「国民連合」が「政府の責任だ」と批判。
病院や学校にエアコンを義務づける法律の整備を求めています。

その一方で、フランス政府は「エアコンの大量設置は周囲の気温をさらに上昇させ、逆効果だ」として、慎重な姿勢をとっていたり、イギリスでも議論が白熱しています。

ロンドン市では新築住宅にエアコンを設置する際、まず自然換気などの代替案を考慮する必要があり、これに対し保守党は「エネルギー節約ばかりにとらわれて、現実的な対応が遅れている」として、規制の撤廃を求めている状況です。

なぜヨーロッパはエアコンに抵抗があるのか?

先ほども述べた通り、ヨーロッパではもともと夏がそこまで暑くなかったため、エアコン文化が根づいていません。

さらに、「急激な温度差は健康に悪い」という考え方もあり、「室温を外の気温より8℃以上下げてはいけない」という指針もあるほどです。

実際、フランスのメディアは「冷やしすぎによって吐き気や意識障害が出る可能性がある」として、冷房の使いすぎに注意を呼びかけています。

札幌でも過去最高気温を記録

また、日本でも猛暑が続いています。

7月23日、北海道・美幌町では38.2℃、佐呂間町では37.9℃と、観測史上最高を記録。

観測地点174カ所のうち、35カ所で35℃以上の猛暑日となりました。
そのため、斜里町では90代の女性が熱中症で死亡するなど深刻な影響が出ています。

「日本一寒い町」として知られる陸別町でも35℃を記録し、住民は「こんなに暑い夏は記憶にない」と語っています。

それでも“対応策”が出ていない現実

実は、各国で記録的猛暑が続いているにも関わらず、現時点で明確な「対応策」はまだ出ていません。

各国政府もエアコン設置や気温上昇について議論中で、まだ社会全体としての「答え」は見つかっていないのが現状です。

ヨーロッパでは、エアコンの設置をめぐる政治的な対立が続いており、フランスでは、学校や病院にエアコンを義務化すべきだという声がある一方で、政府は「大量に設置すれば逆に都市の気温を上げてしまう」と懸念を示しています。

イギリスでも新築住宅へのエアコン設置をめぐって議論が続いており、規制を緩和すべきだという声と、省エネを重視すべきだという声がぶつかっています。

ですが、こうした議論が続く中で多くの人が暑さに苦しみ、命を落としているという現実があり、ヨーロッパではすでに猛暑による年間の死亡者数が4万4千人にのぼっている状況です。

これはもはや「異常気象」ではなく、「日常」になってしまっているとも言えます。

そんな状況にもかかわらず、各国政府や自治体が出す対応策はまだその場しのぎのものが多く、長期的な視点に立った取り組みは不十分です。

冷房の導入ひとつ取っても、「設置するか、しないか」といった短期的な議論にとどまっており、都市の設計やエネルギーのあり方そのものを見直す動きにはなかなか至っていません。

日本でも北海道で観測史上最高の暑さが記録されるなどもはや「〇〇だから関係ない」とは言えない時代になっています。

暑さから身を守る方法を知ることはもちろん、普段の生活の中でも、エネルギーの使い方や環境への影響について考える姿勢が求められています。

最後に・まとめ

今回は「40℃超えのヨーロッパ…猛暑に揺れる世界と各国の対応」というタイトルでお届けしました。

記録的な暑さが続く中、世界各地で対応が追いつかず、多くの命が危険にさらされています。
そんな今だからこそ、私たち一人ひとりが「何ができるか」を考えることがとても大切なのです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
また次回の記事でお会いしましょう!

Haruna

N高3年生 中学校で不登校を経験して、N高に入学。 自分の体験記からマインドやメンタルなど広い分野で記事を書いていきます!

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