こんにちは、Harunaです!
今回は「お風呂の常識、実は日本だけ? 海外のリアルな考え方」というタイトルでお届けします。
先日、ドイツ人でスウェーデン在住の友達とやりとりしていたとき、何気ない会話の中で「お風呂」の話題になりました。
日本では、毎日お風呂に入るのが当たり前で、湯船にゆっくり浸かったり、シャワーを浴びてシャンプー・リンスでしっかり洗ったりする人が多いです。
ですが、友達にそう話すと、「え!? 毎日髪を洗うの!?」と驚かれてしまいました。
日本と海外でお風呂文化が違うことは知っていましたが、「髪を毎日洗うかどうか」という基本的な感覚から違うとは思ってもみませんでした。
そこで今回は、日本とはまったく異なる“リアルな海外のお風呂文化”と、その背景にある考え方が面白かったので、紹介していきます!
それでは早速、見ていきましょう!
「日本人は洗いすぎ!?」お風呂文化が真逆のリアル
お風呂から見える“文化のちがい”
会話しているうちに気づいたのが、どうやら、ドイツやスウェーデンなどヨーロッパでは「毎日シャンプーで髪を洗う」ことは珍しいそうです。
「シャンプーを使いすぎると、頭皮の油分がなくなって乾燥する」
「洗いすぎると、髪が痛んだり将来ハゲやすくなったりする」
そんな考え方がヨーロッパの方では一般的で、2〜3日に1回しか髪を洗わない人も多いとのこと。
日本では“洗わない=不潔”というイメージがありますが、海外の人にとっては「自然のバランスを保つこと」が清潔の一部なのです。
そこで私は、「日本の考え方となぜこんなにも考え方が違うのか」疑問に思い、友達に聞いてみたり、調べてみました!
水の違いが生む文化の違い
調べてみると、その理由のひとつに「水質の違い」があることがわかりました。
日本の水は“軟水(なんすい)”といって、カルシウムやマグネシウムといったミネラルが少なく、石けんやシャンプーがよく泡立ちます。
その一方で、ドイツや北欧の多くの国は“硬水(こうすい)”です。
硬水はミネラル分が多く、石けんの泡立ちが悪いだけでなく、洗った後に髪がきしんだり、肌が乾燥しやすくなったりします。
つまり、「あまりシャンプーを使わない方が髪にやさしい」というのは、実はその土地の水の特徴に合わせた合理的な習慣なんです。
また、硬水ではお風呂の水に石灰が残りやすく、掃除も大変。
湯船を張るとすぐに白い水垢ができてしまうこともあり、毎日湯船に浸かる文化が育たなかったとも言われています。
日本で「お風呂文化」が発展したのは、軟水という環境に恵まれていたからこそなのです。
「清潔」の考え方もそれぞれ
日本人にとって、お風呂は“リラックスの時間”であると同時に、“清潔を保つための習慣”でもあります。
ですが、ヨーロッパの人にとっては「毎日洗わないこと」がむしろ自然で健康的なこと。
寒くて乾燥する気候では、毎日シャワーを浴びると肌が荒れてしまうこともあるそうです。
また、体臭や汗を気にするというよりも、「体が本来持つ自然な油分やバランスを守る」ことを大切にしている人が多いのだとか。
香水を日常的に使う文化も、その延長にあるのかもしれません。
「お風呂=リラックス」の形も違う
さらに面白いのが、「お風呂に入る目的」そのものの違いです。
日本では湯船にゆっくり浸かって疲れをとるのが定番ですが、ヨーロッパではサウナやスチームバスの文化が主流。
サウナでは、家族や友達と一緒に入りながら会話を楽しんだり、心身をリフレッシュさせたりするそうです。
つまり、「お風呂=1人でゆっくりする時間」というより、「人との交流の場」になっています。
お風呂文化が“静かな癒やし”を求める日本とは、まったく違う方向に発展しているのです!
「清潔」は国ごとに違う価値観
こうして見てみると、「清潔さ」や「お風呂の入り方」は、その国の環境や歴史・文化に大きく影響されていることがわかります。
日本では「毎日洗ってスッキリ」が理想ですが、ヨーロッパでは「洗いすぎないで自然のまま」が理想。
どちらが正しいというわけではなく、それぞれの国が長い時間をかけて築いてきた“生活の知恵”です。
気候、水質、そして人々の価値観などが重なって、今の「お風呂文化」が出来上がっているのだと思います。
たとえば、もしドイツ人が日本のように毎日シャンプーしたら、髪がパサパサになってしまうかもしれませんし、逆に日本人がヨーロッパ式に数日に一度しか髪を洗わなかったら、湿度の高い気候のせいでベタつきを感じるかもしれません。
つまり、「清潔の基準」はその土地に合っているかどうかで決まるのです。
世界を知ると、自分の“当たり前”が変わる!
私たちはつい、「毎日お風呂に入るのが普通」と思いがちですが、世界を見渡せばそれは当たり前ではありません!
むしろ、「どうして日本人はそんなにお風呂好きなの?」と不思議がられることもあるようで、文化の違いを知ると自分の生活も少し違って見えてきます。
そして、「自分にとっての清潔さ」や「リラックスの時間」は、国や地域によっていろんな形があるということにも気づかされます。
最後に・まとめ
今回は「お風呂の常識、実は日本だけ? 海外のリアルな考え方」というタイトルでお届けしました。
土地や国が変われば「当たり前」と思っていたことが、「当たり前ではない」ことが多くあります。
そう考えると、新しい文化や考え方に触れられる“旅行”にも重ねることができるのかなと思いました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
また次回の記事でお会いしましょう!







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