ダレイオス1世の治世のアケメネス朝ペルシアと、ギリシャの諸ポリスのイオニア独立をめぐる戦い。
三段櫂船の活躍によってギリシア軍が勝利した。
まとめ→ギリシャ、オリエントと地中海世界
前6世紀前半

ダレイオス1世の治世のアケメネス朝ペルシアと、ギリシャの諸ポリスのイオニア独立をめぐる戦いです。
ギリシャ人の一派で、ミケーネ文明の担い手であったイオニア人の建設した地方がアケメネス朝ペルシアの支配下で反乱を起こすとこれをアテネ、スパルタなどのポリスが支援しました。
マラトンの戦いでのギリシャ連合軍の勝利の後、テルモピレーの戦いではペルシア軍が勝利します。
このペルシアの勝利には、ペルシアに支配されていたフェニキア人が大きく活躍しました。
サラミスの海戦、プラタイアの戦いで再びギリシャ連合軍が勝利したことで決着がつき、イオニアの独立が達成されます。
アテネの テミストクレス の率いた三段櫂船がこの勝利に大きく貢献したのですが、その漕ぎ手の多くは平民であったことからその発言権は向上し、民主化を加速させます。
しかし、ペルシア軍の再来に備え組んだデロス同盟によって、アテネはスパルタに警戒され、ペロポネソス戦争が引き起こされることとなります。

スパルタ軍(左)の密集隊形(ファランクス)が特徴的。

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