ポリスの代表、アテネを中心に、後にアレクサンドロス大王の帝国となるマケドニアにギリシャが支配されるまでをみていきます。
その際の主要ポリス間の争いがペロポネソス戦争です。
まとめ→ギリシャ

前5世紀前半〜前4世紀後半
前5世紀、アケメネス朝ペルシアがギリシャに進出してきたことから、ギリシャ対アケメネス朝のペルシア戦争が始まります。
アテネはこの戦いの中、テミストクレスの指導などで力を伸ばし、ギリシャ軍の勝利に貢献しました。
再度の侵攻に備えたエーゲ海周辺国のデロス同盟の盟主となったアテネ内部では、軍艦(三段櫂船)の漕ぎ手であった無産市民が力を強め、民主化がより進みました。
前5世紀半ば、将軍ペリクレスのもとで、民会を中心とした直接民主政は完成されます。
そんなアテネに危機感を抱いたのが、市民の平等を徹底し、鎖国政策をとっていたスパルタでした。
両国はペロポネソス戦争に突入し、ギリシャのポリス社会は混乱に陥ります。
そんな中、ギリシャ人ではあったもののポリスは作らなかったマケドニアがフィリッポス2世のもとで軍事力を強め、ギリシャ世界を支配下におき、息子のアレクサンドロス大王の時にはオリエント世界全域にその力は及びました。
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