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ギリシャ概観


概要

古代ギリシャの大まかな流れについてです。

流れ

古代ギリシャの流れは以下のように把握しておくとわかりやすいでしょう。

文明の起こり → 暗黒時代 → ポリス繁栄 → 戦争 → マケドニア

文明が起こり、小王国を作り栄えていましたが、海の民の侵入か、混乱した時代、暗黒時代に入ります。

その後、前8世紀には再び市民は集まり、都市ポリスを建て、奴隷制を核として繁栄していきます。

特に栄えたアテネでは、以下のように民主化が進みます。

法整備→財産政治→僭主政治→陶片追放制度→ペルシャ戦争→民主政の完成

それぞれ誰がリーダーであったかも確認できるといいですね。

詳しい話はポリスをご参照ください。

しかし繁栄すると警戒されます。そんな中起きたのが別ポリスのスパルタとのペロポネソス戦争でした。

これにより両国は力を失い、北部のマケドニアに征服され、後にアレクサンドロス大王の大帝国の一部となります。

補足

奴隷制と民主制が並立していることに矛盾を感じるのではないでしょうか。

これは、ギリシャ人の民族意識によって説明がつきます。

ポリスの項目でも触れることになりますが、ギリシャ人は同一民族としての意識が強くありました。

オリンピアの祭典(古代オリンピック)もその意識作りの一つです。

そんなギリシャの人々は土地不足などで植民活動も盛んにしていたのですが、そこでの異民族は「市民」として認められていませんでした。

よって奴隷制の対象となっていても「市民が皆参政権をもつ」という民主制に反せず、並立が可能というわけです。

また当時は女性も「市民」とされておらず参政権がなかったなど、完全な民主制とは遠かったようですが、民主主義という概念を生み出した功績は意義深いものでした。

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