皆さん、こんにちは。
今回は、高校生起業家の油谷さんにお話を伺ってきました。高校生といえば、勉強や部活動に励むのが一般的なイメージかもしれません。しかし、そんな中でビジネスの世界に飛び込み、自ら会社を立ち上げて挑戦している同世代がいます。
彼はなぜ高校生のうちに起業することを決意したのか? どのような考え方やマインドを持ち、日々どのように行動しているのか? 今回のインタビューでは、彼のリアルな想いに迫りました。
同世代がこのように活躍していることは、皆さんにとっても良い刺激になるはずですし、進路などについて考える際に参考にもなる内容となっているのでぜひ最後まで読んでみてください!
盛り沢山の内容となっているので
- Part1:進学校から取締役へ!高校生起業家の苦悩(今回)
- Part2:進学校から取締役へ!高校生起業家が伝えたい事
からなる2本立てでお送りします!。
目次
- 自己紹介
- 進学校での経験を活かし起業!?そのきっかけとは
- 勉強がお仕事?とある社長との出会い
- 高校生起業家ならではの悩み
- 幼い頃の夢は裁判官!?起業家を志すまでの夢
- 大きな決断をする時のマインド
(今回インタビューをした油谷さん)
(東京都内にて著者が撮影)
自己紹介
まず初めに簡単な自己紹介をお願いします。
株式会社Brownieで取締役兼エンジニアを務めている高校2年生の油谷駿杜です。
高校生起業家として活動しながら、富山県をもっと若者のチャレンジがあふれるまちにすることを目指して、講演やメディア出演を行っています。
進学校での経験を活かし起業!?そのきっかけとは
油谷さんは現在、高校生起業家をやっていますが、どの様なきっかけがあり高校生起業家を目指されたのですか?
中学校に上がるタイミングで中学受験をして、地元の進学校に進学したのですがそこで勉強が嫌いになりました。
授業中寝たりしていたんですけどね(笑)。
そんな当時見ていたスーツ交通というYouTuberがいるのですが、その方は大学時代にYouTubeで成功して会社を立ち上げた方なんですよね。
その方に憧れて、なんとなく「会社を作りたいな」っていう思いがありました。
そして中学時代に個人事業主で動画編集のお仕事を始めたのが起業家としての始まりでしたね。
最初にやった動画編集はアニメ関連のお仕事でした。その後、半年くらいそのお仕事を続けたのですが、驚きの出会いがありました。
あの憧れの「スーツ交通」さんの動画編集をする機会をいただけたのです!その動画は現在、30万再生くらいされていますね。
そこからN高へ進学をして会社を立ち上げました。
勉強がお仕事?とある社長との出会い
会社を立ち上げる前に、アルバイトも経験しました。
N高はアルバイトができる環境だったので、「起業の前に一度社会経験を積んでみよう」と考えました。
当時、プログラミングにハマっていて、学習に利用していたサービスの採用ページをポチッと押してみたら「リモートで学生のアルバイト募集中」と書いてあったのですぐ申し込みました。
面接時に「起業したいです!」と伝えたところ、社長が業務の一部を新しいプログラミング技術の研究時間にしてくださったのです。もちろん、新しいレッスン開発のためでもありますが、新技術に触れながらスキルを磨く時間をいただけたのです。
勤務時間にプログラミングを勉強させてくれる会社なんてなかなかありませんよね。そしてその社長のおかげで起業できたと言っても過言ではないかもしれないですね。
まさにその通りです。あの経験があったからこそ、起業への道が開けました。社長には本当に感謝しています。
高校生起業家ならではの悩み
油谷さんが会社を経営していて高校生ならではの悩みなどはあったりしますか?
「高校生だから」という理由で不利に扱われることがある点ですね。
例えば、仕事の単価を安く見積もられたり、「本当に高校生にできるの?」と疑問視されたりすることがあります。
もちろん、「高校生だからこそ応援したい」と言ってくれる方も多いのですが、それと同時に信頼を得るための努力が必要だと実感しています。
(高校生起業家として活動する油谷さん)
(提供 学生団体ウィーコード)
幼い頃の夢は裁判官!?起業家を志すまでの夢
油谷さんが起業家を目指す前はどういった夢を持っていましたか?
幼い頃の夢はコロコロ変わってましたね。
幼い頃は水泳をやっていたのですがコーチに言いくるめられて「水泳選手になりたい」って言ってました。
それ以降は「裁判官になりたい」って言ってました。そう考えると何かしら人前に出る仕事が好きだったのかもしれないですね。
リーガルハイ※てドラマわかりますか?
わかります!動画配信サービスでみた事があると思います。
リーガルハイを見てハマってたので影響は受けてたかもしれません。※リーガルハイとはリーガルハイとは大手弁護士事務所のインターン生である主人公が幼馴染の容疑を晴らしていくドラマ。
大きな決断をする時のマインド
油谷さんは今まで起業を行ったり、起業後は経営者として数多くの大きな決断を行ってきたと思います。
そういった時の考え方や、決断する際に心がけていることを教えて欲しいです。
これまでは、「これは必要なのか」「これは利益をどれくらい生み出すのか」を一晩寝て考えた上で決断してきました。
しかし、最近起業予備校に通う機会があり、考え方が少し変わりました。
「志を高める」という授業を通じて、「自分が最終的に成し遂げたいことを軸にして決断する」ことの重要性を学びました。
その結果、客観的な評価よりも「これは自分の心に正しいのか?」「本当に自分はやりたいのか?」と問いかけることが増えましたね。
一晩寝てから判断する考え方や、自分の目的に向かって判断するその考え方は起業する人だけでは無く、高校生(受験生も)に役に立つ考え方だなと感じました。
ただ、受験生は忙しいですからね。「一晩寝て流暢に考えている暇なんかねぇーよ!」って言われるかも(笑)
はい、今回はここまでです。いかがでしたか?
高校生で会社を経営されている油谷さんの、決断する時の考え方や行動力は、同世代の皆さんの良い刺激になるのではないでしょうか?
特に、大きな決断をする時に「一晩寝てから考える」所は皆さんが今後、志望校や進路について考える時に役にたつ考え方だと強く感じました。
次回の記事では、「話を伝える難しさ」などにフォーカスしてお話を聞いていきます。
次回もぜひお楽しみに〜。
最後までありがとうございました。









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