得意を伸ばす?いや、不得意を伸ばせ
どうも、フジです。
前回に引き続き、今回も高校1年生、2年生へ向けてです。part2なので、先にpart1をお読みいただくと良いかと思います。
さて、前回の記事では、”各教科の得点能力のバランス”が大事であること、そして、得意科目一本勝負を貫くことの限界をお伝えしました。
「得意教科1つを頑張り続けても、その教科の成長スピードはあるところを堺にガクンと下がり、そこから先、他教科の苦手をカバーしつつプラスに持っていく力がその教科から失われてしまう」ということを強調したのですが、ここで「まずは得意教科1つを頑張り続けて、その成長スピードが落ちてきたところで、苦手教科中心の勉強にシフトすればいいのでは?」と思った人が、もしかしたらいるかもしれません。
それじゃあ、ダメなんですよ。
常にバランス重視の勉強をすべき理由
「まずは得意教科1つを頑張り続けて、その成長スピードが落ちてきたところで、苦手教科中心の勉強にシフトすればいいのでは?」
なんとなく良さげに聞こえますよね。
ですが、このやり方には問題点があるんです。
まず、成長スピードが落ちてきたことにきちんと気が付けるかどうかという問題ですね。まあこれに関しては、普通に気がつけるのかもしれませんし、気が付きづらいものなのかもしれません。そこは私にはわからないですが…。
仮に気がつくことができたとしても、そこでさらに、苦手教科を克服する時間が十分あるかという問題も生じてきます。数学と英語は特に、時間をかけて積み重ねていってナンボな部分のある教科ですからね。気がついた時にはもう手遅れ…なんてことにもなりかねないわけです。
というわけで、高校1年生のうちから、きちんとバランス良く勉強を進めていくことが最も戦略的だと言えますね。
苦手な教科を作らないということを意識して、どの教科でも最低限人並みの点数は取れる…という状態を目指しましょう。それをした上で、最後の最後で差をつけるための得意教科を磨くというのがベストかな。
共通テストでしか使わない教科
最後に、忘れないように書いておきます。
共通テストでしか使わない教科、例えば文系の理科基礎、理系の社会ですが、これは苦手のまま放置されていても、ぶっちゃけなんとかなります。むしろ、1年生の頃から頑張り続けるのは得策ではないかもしれません。
私は生物基礎と化学基礎が苦手(ただ暗記していなかっただけ)で、授業時間以外での勉強は一切しないまま高3の11月、12月あたりまで放置していました。共通テスト前にガッと詰め込みましたが、それで問題なかったなと思います。「これを覚え切れば、これだけの点数が取れるようになる」というのが明確なのが、理科基礎や社会の特徴です。自分の暗記能力と相談しながら、ギリギリまで放置して短期記憶で勝負するというのが、個人的にはオススメですね。







