オーストラリアの農業
地域
- 年降水量500㎜
- 年降水量250㎜
の線と、農業には深い関係がある。
(国土地理院 標準地図をもとに筆者編集)
耕作
小麦
小麦の企業的栽培が盛んで、
- 低い土地生産性
- 高い労働生産性
- 農家一戸当たりの耕地面積が非常に広い
ことが特徴。
北半球と季節が逆になることをいかし、北半球で供給が少ない端境期に出荷することで、世界の穀物市場に大きな影響を及ぼしている。
南部の年降水量500㎜の線付近に栽培が集中。マリー・ダーリング盆地での栽培が盛んなことに注目。
また、オーストラリアの小麦栽培は、灌漑が少なく雨に頼るため、年ごとの気候条件によって生産量が大きく変動することでも知られている。
(FAOSTAT)
商品作物
北部の熱帯(サバナ気候(Aw)地域)では、さとうきびをはじめとする商品作物が栽培されている。
畜産
が主。
羊毛生産量は世界2位。近年中国に抜かれるまでは世界一だった。
羊は羊毛用の品種が多かったが、近年では化学繊維の発達による羊毛需要の減少、食肉需要の増加などにより、食肉用の品種の飼育が増加している。
牛はほとんどが肉牛で、「オージービーフ」として日本にも多く輸入されている。
地域
- 年降水量500㎜
- 年降水量250㎜
の線を描こう。
- 年降水量250~500㎜→羊
- 年降水量500mm以上→牛
でだいたい説明できる。
(国土地理院 標準地図をもとに筆者編集)
大鑽井盆地での牧羊
大鑽井盆地では、地下水を羊の飲み水として利用することで、大規模な牧羊を行っている。
大鑽井盆地の被圧地下水には塩分が含まれており、人間は飲めない。
しかし、羊は塩水でも飲んで生きられるので、この地下水を羊の飲み水として利用することで牧羊が発達した。
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