サトウキビ
特徴
原産地はニューギニア島周辺と考えられており、大量の日射と水分を必要とするため熱帯~亜熱帯の高温多雨な気候を好みます。
また、灌漑を行えば乾燥帯での栽培も可能です。
用途
- 砂糖の抽出
- バイオエタノールの製造
が主な用途です。
特にブラジルではバイオエタノールの製造が盛んで、ガソリンにバイオエタノールの混合が義務付けられるなど、積極的に利用されています。
生産
(データブック・オブ・ザ・ワールドより)
サトウキビと言えばブラジル、といっていいほどブラジルが圧倒的です。
また、4位につけているパキスタンは国土のほとんどが乾燥帯ですが、灌漑を行うことでサトウキビを生産しています。
補足~砂糖の原料
砂糖を何から作るかは国によってけっこう異なっています。これは気候条件によって栽培可能な原料作物が大きく異なるからです。
例えば、日本で製造される砂糖の8割はてんさい(ビート)原料で、サトウキビ原料のものは残りの2割に留まっています。
てんさいは、北海道の広大な土地を活かして生産が可能な一方、サトウキビが栽培可能なのは南西諸島に限られ、大規模な生産が難しいことが理由です。
同様に冷涼なヨーロッパでもてんさい栽培が盛んで、やはりてんさい原料の砂糖が多いようです。
一方、温暖なブラジルでは全ての砂糖がサトウキビ原料で、てんさいを原料とした砂糖はほぼ皆無ということです。
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