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第 6 問にしては珍しく,無関係な証明問題 2 問で構成されています。
問1 は整数の証明。因数分解の公式を注意深く観察すると,一般的に「 n 乗 - n 乗」の形は因数分解が可能であることがわかり,この問題でもそれを利用します。
問2 はグラフの接線に関する証明。教科書や問題集であまり見ないタイプの問題なので,実際の試験で完答できた人は少ないのではないでしょうか。
条件式の図形的なイメージを思い描いて,そこから証明の着想を得ることになります。
平均値の定理を用いることでスッキリ解決します。
面白い問題でしたね。
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【プロフィール】
林 俊介 (はやし しゅんすけ)
オンライン家庭教師を運営する会社の社長。
大学の講師もやっています。
2015年 筑波大学附属駒場高等学校 卒
2015年 東京大学理科一類 入学
2019年 東京大学理学部物理学科 卒
・2014年 日本物理オリンピック金賞
・2014年 東大実戦模試物理1位
・東大入試本番では数学で 9 割を獲得
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<目次>
00:00 今回は 2021 京大理系数学 [6]
00:14 問1 因数分解の公式を思い出す
02:16 問1 対偶を証明する方がやりやすい(かも)
03:09 問1 n が合成数 → n = pq と書ける
04:18 問1 3^p = A, 3^q = B とおき因数分解
05:33 問1 積の構成要素は 2 以上
08:36 問1 のまとめ
09:06 問2 問題紹介
09:33 問2 条件式の意味をスケッチ
13:04 問2 接線の方程式の一般形
14:29 問2 f(x)/x を考える
16:25 問2 平均値の定理を利用
17:25 問2 のまとめ
18:46 おわりに