平均値の定理
概要
堅苦しく書くと、
を満たす
日本語だと気が狂いそうな人は、図でイメージを確認すると、 意外と簡単なことを言っていることがわかるはず。
例
不等式を証明する問題が、よく問われる。このとき、
例えば、
を示す。
関数
を満たす
いま、
が示される(
このように、具体的な
補足
分母を払った、
という形もよく使う。
色々な前提(閉区間、開区間、連続、微分可能など)がついているが、どれも欠かすことはできない重要なチェックポイントなので、答案で使う場合はしっかりと前提を確認しよう(高校の範囲だと基本的に成り立ってはいる。各前提が必要な理由は下で解説)。
中間値の定理とややこしいが、こちらは
証明については、教科書には書かれていないことが多いので、こちらのヨビノリさんの動画を参照しよう(1本前のロルの定理の証明から見ることをオススメする)。こちらの古賀真輝さんの動画もオススメ。
連続性や微分可能性が必要な理由
グラフで理解しておこう。まず、平均値の定理が成り立つ上で、閉区間
このとき確かに、
また、平均値の定理が成り立つ上で、開区間
このときも確かに、