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今回は,2000年度の京大文系入試より,整数と平面図形の融合問題をピックアップ。
3 辺の長さが 2 以上の整数 p, q を用いて書かれた三角形があり,条件 (イ) (ロ) (ハ) から 3 辺の長さを決定します。
(1) では 3 つの角度の大小関係を決定します。
三角形の辺の長さの大小関係と対角の大きさの大小関係は一致するので,それを使えば一瞬で結論が出ますね。
ただ,その大小関係の一致自体はそこまで自明でもない気がするので,動画ではその証明方法を 2 つご紹介します。
(2) では,まず (1) の結果を用いてどの角度が 60º なのかを決定します。
それが済んだら,早速余弦定理を用いて p, q の条件式を導きます。
p, q についての 3 次の方程式なので,どのように解けばいいか難しいですね。
この動画では,この方程式が pq と p-q の式で書けることに着目し,それらを別の文字でおいて解いています。
整数の方程式は,その次数や形によって最適な解法が変わってくるのが難しいところで,かつ面白いところですね。
結局,(イ) (ロ) (ハ) の 3 条件だけから 3 辺の長さはただ 1 通りに決まります。
出てくる三角形は,「図形と計量」の分野などでよく見るやつですね。最後はスッキリ解決します!
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【プロフィール】
林 俊介 (はやし しゅんすけ)
オンライン家庭教師を運営する会社の社長。
大学の講師もやっています。
2015年 筑波大学附属駒場高等学校 卒
2015年 東京大学理科一類 入学
2019年 東京大学理学部物理学科 卒
・2014年 日本物理オリンピック金賞
・2014年 東大実戦模試物理1位
・東大入試本番では数学で 9 割を獲得
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<目次>
00:00 2000年 京大 文系数学 [4]
00:49 (1) 角の大小と辺の大小は一致
02:36 (1) 証明1: 図形的な方法
07:19 (1) 証明2: 数式による証明
15:01 (1) 3 つの角の大小関係
16:54 (1) 解法のまとめ
18:11 (2) どの角が 60º なのか
20:42 (2) 余弦定理を使う
24:29 (2) p, q の方程式をどう解くか
27:19 (2) pq = N, p-q = Δ とおく
29:04 (2)(i) Δ = -1 のとき
37:32 (2)(ii) Δ ≠ -1 のとき
40:51 答えと解法のまとめ
45:02 おわりに