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今回は,2004年の京大入試より,整数の方程式の問題をピックアップ。
a, b, n を 0 以上の整数としたときに,a, b の方程式 a^2 + b^2 = 2^n の解を求めるというものです。
ただ,単に方程式を示されるだけだと,どのように問題を解いたらいいか分からないですよね。
そこで (1) が重要になります。
2 つの平方数の和が 4 の倍数ならば,その平方数それぞれも 4 の倍数である,ということを証明するのです。
これにより,指数 n が大きいときも,指数を下げていくことが可能となります。
(1) を利用すれば (2) は解決。
n が大きいと解はたくさんある気もしますが,実は高々 2 組しかないというのが面白いですね。
特別なテクニックは必要なく,
▶︎ 偶奇に着目した場合分け
▶︎ 整数に関する問題の証明
▶︎ 誘導問題の利用
などの要素が詰まった良問です!
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【プロフィール】
林 俊介 (はやし しゅんすけ)
オンライン家庭教師を運営する会社の社長。
大学の講師もやっています。
2015年 筑波大学附属駒場高等学校 卒
2015年 東京大学理科一類 入学
2019年 東京大学理学部物理学科 卒
・2014年 日本物理オリンピック金賞
・2014年 東大実戦模試物理1位
・東大入試本番では数学で 9 割を獲得
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<目次>
00:00 2004年 京大 文系数学 [5]
00:35 (1) 奇数があるとどうなるか
03:13 (1)平方数の余り (mod 4)
05:00 (1) a^2 + b^2 の余り
06:03 (1) 余りが 0 になる条件
07:07 (1) 解法のまとめ
07:57 (2) 方針:(1) を利用する
11:20 (2) 指数 n が 2 小さくなる
12:35 (2) 指数をできる限り減らす
13:58 (2) ここまでのまとめ
14:33 (2)(i) n が偶数のとき
17:40 (2)(ii) n が奇数のとき
19:57 (2) 解法のまとめ
21:50 おわりに