隙間時間と休憩時間は区別せよ
どうも、フジです。
勉強を頑張る高校生の皆さん、隙間時間って活用してますか?
「隙間時間を上手く活用できた人が受験を制す!」的な、若干言い過ぎ感も否めないようなフレーズ、誰しも一度は聞いたことがあるはずです。「やっぱ受験生たる者、隙間時間すらも勉強に充てるくらいの熱量がないとアカンか〜」と、勉強漬けを覚悟した高校3年生、いるでしょう?
隙間時間でのアレコレを検討している人に、是非この記事を読んでほしいです。
隙間時間の使い方ひとつで、勉強効率が大きく変わってくるというのは事実なのですが、なんでもかんでも隙間時間認定しちゃっていいわけじゃないと私は思うんです。
隙間時間はこう使え
隙間時間の何たるかを話す前に、私がオススメしたい隙間時間の使い方から。
隙間時間は絶対に「暗記作業/暗記事項の復習」に使いましょう。間違っても、中途半端に数学の問題に手をつけたり、中途半端に長文読解問題に取り組んだりしてはいけません。この点について、異論は認めません!
隙間時間って、どう足掻いても1日に数回はあるはずです。学校の10分休憩なんてのはまさに隙間時間。この数回ある隙間時間のすべてを「今日はこれを覚えよう!」と決めたものに捧げるわけです。1回目の隙間時間でガッとつめて覚えて、それを2回目以降の隙間時間で復習する…。これをすれば、基本的になんだって頭に入ります。
特に覚えなきゃいけないものがないのであれば、1日の隙間時間だけで英単語帳1周を試みる…みたいに、暗記事項の復習に使うのもアリでしょう。英単語帳を1周しようと思ったら、1時間以上かかりますからね。これを隙間時間だけで消化できるとなると、それはかなりデカいです。
それホンマに隙間時間なん?
「入浴しながらプラスチック製の単語カードで勉強」「トイレの壁には暗記リストを貼り付けておく」みたいな、なんでもかんでも隙間時間認定して勉強にあてようとする姿勢は、ちょっとどうなんだろうと私は思います。
勉強には休息も必要です。ホッと一息つけるタイミングなしに、日々ハードな勉強をこなし続ける…というのはなかなか現実的ではありません。なので、ありとあらゆる時間を隙間時間だといって勉強に充ててしまっては、「いつ休憩するネン」という話になってしまうわけです。
学校の授業間の休憩時間は、隙間時間でいいと思います。学校の授業の50分間なんて、大した密度にはなりません。どんなに真面目に授業を聞いていたって、放課後に自分で勉強する50分間と比べたら絶対にスカスカです。なのでむしろ、休憩時間こそ高密度の勉強をすべき(授業中がむしろ気の休まるタイミング)だと言えるでしょう。
その一方で、家にいる間の入浴時間やトイレの時間は、本当に隙間時間として勉強に投じるべきなのでしょうか。
家にいて勉強を頑張る時間では、常に頭をフル回転させているハズ。そんな能率の高い勉強時間と勉強時間の狭間にある入浴時間やトイレの時間。流石に休憩すべきだと思いませんか?
隙間時間が大切とはいえ、入浴時間やトイレの時間のたった数分で何がそんなに変わるんですか? 10分休憩×5を隙間時間として勉強に充てているなら、それ以上はもう誤差でしょう。むしろ、入浴時間やトイレの時間くらいホッと一息つかなければ、かえってその他の勉強効率をダウンさせてしまいかねないとすら思います。
ということで、隙間時間なのか、それとも休憩すべき時間なのかはしっかりと区別するように。







