昨年1月1日、石川県を襲った能登半島地震。
あの衝撃的な地震から、もう2年が経とうとしています。
この地震では多くの建物が倒壊し、津波が発生し、数多くの方が被災しました。
しかし、この地震によって石川県の面積そのものが増え、福井県を抜いたという事実を知っている人は、意外と少ないかもしれません。
実際、国土地理院の測定によると、石川県の面積は約4.7平方キロメートル増加し、日本の都道府県面積ランキングで第34位に浮上しました。
そこで今回は、石川県の面積が福井県を超えた訳をわかりやすく解説していきます。
地震で「地面が隆起」していた?
まず、石川県の面積が増えた最大の理由は、地震による地殻変動(隆起)です。
能登半島地震では、震源に近い地域で地面が持ち上がる現象が数多く確認されました。
例えば輪島市周辺では最大で5メートル以上も地盤が隆起し、かつて港だった場所が陸地になった映像が全国ニュースでも話題になりました。
実は、こうした隆起現象が能登半島のあちこちで発生していたのです。
つまり、地震の力で「海の一部が陸地に変わった」ということ。その結果、石川県の“総面積”が増えたというわけです。
行政区分は変わっていない?
ここで大切なのは、「県境が変わったわけではない」という点です。
実は地図上での行政区分、つまり市町村や県の境界線はまったく変化していません。
単純に、海岸線が押し上げられたことで陸地が広がり、自然現象によって面積が増えたという極めて珍しいケースなのです。
こうした“自然の力による都道府県面積の変化”は、非常にまれな出来事であり、まさに地球のエネルギーの凄まじさを感じさせる出来事だったといえるでしょう。
地球の力は計り知れない
今回の能登半島地震では、数メートルの隆起にとどまりました。
しかし地球のエネルギーは、それ以上のスケールを簡単に生み出すことができます。
例えば、今後発生が懸念されている南海トラフ地震では、高知県や和歌山県などの沿岸部で、地震の発生により「地盤が数メートル沈下・隆起する」ことが予想されています。
実際、過去の地震でも同じように、海だった場所が陸地になったり、逆に陸が沈んで海になったりするケースが確認されています。
つまり地震というのは、建物を壊すだけでなく、地形そのものを変えてしまう力を持っているのです。
それが今回の「石川県の面積が増えた」出来事の本質です。
地震が教えてくれたこと
今回の出来事を通して改めて感じるのは、地球の力の大きさと防災の大切さです。
地面が数メートル動くだけで、街の景色が変わり、地図の形までもが変化します。
それほどまでに、自然のエネルギーは私たちの想像をはるかに超えているのです。
そして、地震や津波は決して他人事ではありません。
「自分の住む地域で同じようなことが起きたら?」そう考え、日常から防災意識を高めておくことが何よりも大切だと思います。
最後までありがとうございました。








