突然ですが皆さん、巨大な生物といえばどのような生物を思い浮かべるでしょうか。
おそらく、ゾウやキリンといった陸上動物を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし実は、もっと巨大な生物がたくさん存在しており、それがいるのが「海」なんです。
そこで今回は、実在する海の巨大生物3選、そしてどうして深海や南極・北極の海といった寒い地域の生物が大きくなるのかについて解説していきます。
ダイオウイカ
まず1つ目はダイオウイカです。
こちらはニュースなどで聞いたことがある方もいるかもしれませんが、深海に生息する伝説級の巨大生物の代表格です。
見た目は一見すると普通のイカにそっくりですが、その大きさが特徴です。普通のイカなら大きくても数十cm程度ですが、ダイオウイカは全長10m以上、最大で18m前後になるのではないかとも言われています。
特に長い触腕が特徴的で、獲物を捉えるために使われています。
昔は伝説上の生き物のような扱いでしたが、2000年に入ってから深海カメラによる撮影や標本の発見が進み、実在する生物であることが裏付けられました。
ポイントとしては、
- 深海に生息すること
- 巨大な目を持つこと
- まだ未解明な部分が多いこと
が挙げられます。
シロナガスクジラ
2つ目に紹介するのはシロナガスクジラです。
こちらも非常に大きく、地球史上最大の生物と言われています。
全長は約30m、体重は150トン以上に達するとされており、現時点では恐竜を含めてもこれを超える大きさの生物は確認されていません。
これだけ巨大な体を持ちながら、何を食べているのか気になるところですが、驚くべきことに主にオキアミと呼ばれる小さなエビのような生物を食べて生きています。
巨大な体を小さなエサで支えているという点が非常に面白いポイントです。
ポイントとしては、
- 地球最大の動物であること
- 心臓が乗用車と同じくらいの大きさであること
- 一度に数トンの海水ごとエサを飲み込む生態であること
が挙げられます。
ダイオウグソクムシ
3つ目はダイオウグソクムシです。
見た目はダンゴムシに非常によく似ていますが、体長は最大で50cm以上にもなる巨大な生物です。
先ほどの生物と比べるとサイズは小さいですが、普段見慣れているダンゴムシとの比較で考えると、その巨大さがよく分かると思います。
この生物のすごいところは、その代謝能力です。
人間であれば食事を取らなければ数日で命の危険がありますが、ダイオウグソクムシは数年間何も食べなくても生きることが可能です。研究によって、3年〜5年ほど絶食していた例も報告されています。
ポイントとしては、
- 深海の掃除屋として死骸を食べること
- 低エネルギーで長期間生存できること
- 深海巨大化の代表例であること
が挙げられます。
なぜ深海や寒い海の生物は巨大化するのか
ではなぜ、深海や南極などの寒い海にいる生物は巨大化するのでしょうか。
これにはいくつかの説がありますが、大きく分けると2つあります。
極地巨大化
1つ目は極地巨大化です。
南極などの極地や深海は非常に水温が低い環境です。その中で生物が巨大化する理由として、有力な説がいくつかあります。
- 低温によって代謝が遅くなり、長生きすることで成長し続ける
- 酸素が多く溶けているため、大きな体でも呼吸しやすい
- 捕食者が少ないため、大型化しても生き残れる
特に南極の海では、ヒトデやクラゲなどが巨大化する例が多く報告されています。
深海巨大化
2つ目は深海巨大化です。
現象自体は似ていますが、理由は少し異なります。
- 深海はエサが極端に少ないため、一度食べたら長期間生きる必要がある
- 水圧が高いため、体の構造が独自に進化する
- 低温により成長は遅いが、最終的に大きくなる
ダイオウグソクムシはこの現象の代表例です。
例外も存在する?
ただし、すべての生物が巨大化するわけではありません。
深海や極地でも小型の生物は多く存在し、魚の中には逆に小型化する種もあります。
環境やエネルギー効率によって進化の方向が変わるため、「寒い地域=必ず巨大化する」というわけではない点には注意が必要です。
まとめ
このように、実在する巨大生物は陸上にも存在しますが、海にはそれをはるかに上回るスケールの生物が生きています。
また、過酷な環境で生き残るために、独自の進化を遂げてきたことも分かります。
ちなみに、魚などでは「大きいほど美味しい」と言われることもありますが、マグロなどの大型魚の一部を除き、極端に大きい魚はあまり美味しくない場合もあると言われています。
こうした知識も覚えておくと面白いかもしれませんね。
最後までありがとうございました。








