こんにちは北の大学生です!
今回は北大2次試験の数学で気を付けるべきことについて書いていこうと思います。自分の北大受験の経験をふまえての話にはなりますが、答案で記述が必要になる、他の難関大受験生の方にも参考になると思います!
記述は丁寧に
まずは記述は丁寧に行うということです。具体的にいくつか例を挙げてみます。
数式だけ書かない
1つ目に、数式だけ書かないということです。
数式だけ記述してしまうと自分は理解できるかもしれませんが、採点官はその数式の羅列を理解できるとは限りません。
例えば確率の問題の場合、ただ計算を記述するよりも「P(A)が〇〇、P(A⋂B)が〇〇なので条件付き確率は以下のようになる」などと書いた方が分かりやすいですよね。
どこまで詳しく書くかは時間との兼ね合いになりますが、数値だけ書いていくよりも、P(A)やP(A⋂B)が何の確率を表すかを日本語で説明しておくと、その後の確率の計算が採点官にわかりやすいと思います。
「自分が解ければいいや」という気持ちではなく、「採点官に説明してあげよう」といった気持ちで答案を作成するといいと思います。採点官にとって見やすく、分かりやすい答案を記述すると採点官からの印象も上がり、良いことがあるかもしれません。
なので時間に余裕がある限りは、計算過程だけでなく日本語での説明、図での説明なども加えてみるようにしましょう。自分の頭の整理にもなります。
また、本番だけ詳しく書こうとすると、時間が足りなくなって焦るので、普段の演習からしっかり記述していきましょう!
極値、変曲点の記述の論理に注意
北大では微積が頻出分野ですが、特に気を付けたい点が1つあります。それは、極値や変曲点の記述の論理についてです。
微積の問題となると、まずは微分してグラフの形状を調べるといった作業をすることが多いと思います。
ここで、例えば極値をとるxの値を求めるとき、「f'(a)=0より、x=aの時f(x)は極値をとる」などとだけ書いてしまうと、論理不十分で減点される可能性があります。
なぜなら、微分係数が0になったとしても、その前後で導関数の符号が変わらないと、極値にならないからです。
f'(x)とx軸のグラフや、増減表を書けば、符号が変わるよねという根拠を伝えられますが、日本語だけで書くときは、「f'(a)=0かつx=aの前後でf'(x)の符号が変わるので、x=aでf(x)は極値をとる」というように記述しましょう。変曲点に関しても同じです。
分からない問題は飛ばす
2つ目に、分からない問題は飛ばすということです。
北大の数学は制限時間が120分となっておりかなり長く聞こえますが、実際はあまり時間に余裕はないです。
問題は5問あり、1問あたりにかけられる時間は24分です。実際に解き進めて記述も丁寧に行うとなると、のんびり解いている時間はないでしょう。
もし本番で難しい問題が出た場合、その問題に悩みすぎて時間を取られていては、せっかく解けるレベルの問題も時間が足りず、解けないで終わってしまいます。
私が受験した年がまさにそうだったのですが、明らかに難しい問題が3問と、比較的易しめの問題が2問出題されました。
易しめの問題を2問完答して、残りは部分点を稼ぐという戦法で解いた人は高得点を取れたと思います。私もしっかり2問完答して合格することが出来ました。
しかし、本番では周りの人の感想も聞けないし、どの問題が難しいかなんてわからないですよね。なので、自分が「難しいな、解けないな」と思った問題は迷うことなく後回しにしましょう。
結局難しい問題も簡単な問題も配点は同じなので、取れる問題を確実に解いて、残りは部分点を稼ぐといった戦法で戦うのがベストだと思います。
書けることは書いておく
最後に、書けることは書いておくということです。これは部分点を狙うためです。
やはり本番では、どうしてもわからない問題に出会うこともあると思います。そんな時は最後まで解けなくてもいいので、途中の分かっている部分までは絶対に記述するようにしましょう。
部分点をもらえる可能性があります。
ただし問題と関係ない記述であったり、数学的に間違っている記述はしないようにしましょう。あくまで「問題の途中まで分かっているよ、方針は立てたけど上手くいかないんだよ」ということを伝えるだけに留めておきましょう。
今回はここまでです!
それでは読んでいただきありがとうございました🙏









