合格する人は何時間勉強してるの?
どうもフジです。
今回は、「合格する人って、毎日何時間くらい勉強してるの?」という疑問について、私なりの視点からお話ししていきます。
おそらくこの記事を開いたあなたは、
「今の自分の勉強時間で足りてるのかな?」
「受かる人って毎日何時間勉強してるの?」
「今どのくらいやっておくべきなんだろう?」
そんな不安や疑問を感じているのではないでしょうか。
確かに、勉強時間の目安があると安心できる気がしますよね。たとえば、「志望校が〇〇なら平日は3時間、休日は5時間が目標」といった数字があれば、それをクリアすることが“勉強している証拠”になり、気持ちが落ち着くみたいな。ある意味、基準があるからこそ、自分の行動に納得できるわけです。
でも、受験で求められるのは、「何時間やったか」じゃなく、「どれだけ実力がついたか」なんですよ。
「何時間やればいい?」という発想が危険な理由
「1日〇時間やれば大丈夫」という情報は、たしかに便利です。ノルマが明確になることで、頑張りの基準が見えるようになるし、今日の自分に合格点を出しやすくなります。
でもそれ、
結局は“安心感”しか生みません。
「今日は3時間やったからOK」
「この週末は10時間勉強したから合格に近づいたはず」
そんなふうに、“やった時間”だけを根拠に満足してしまう状態になっていませんか?
もちろん、一定の勉強時間を確保することは大事です。ですが、どれだけ時間を使っても、それが学力の向上に結びついていなければ意味がありません。合否を分けるのは、勉強時間ではないんです。ちゃんと志望校の問題を解けるようになっているかどうか、これに尽きます。
だから、ネットで見かける時間の目安は、あくまで“参考程度”にとどめておくべきでしょう。「安心感」は得られるかもしれない、でも、それ以上の価値はない…。この点を見誤ると、努力の方向性を間違えてしまいます。
「じゃあタスク型なら正解か?」という問いへの違和感
ここまでの話を読んで、「じゃあ“何をどれだけやるか”を決めて、それを日々こなしていけばいいんじゃないか」と思う人もいるかもしれません。いわゆるタスク型の勉強スタイルですね。
たしかに、「毎日やるべきことを決めて、それを着実にこなしていく」というのは、一見すると効率的に見えます。今日やるべき範囲を終えたら「よし、予定通り進んだ」と満足感も得られるでしょう。
でも、ここにも大きな落とし穴があります。
それは「もっとやれる余地があるのに、やらずに終えてしまう可能性があること」です。
勉強すべきことは、基本的に無限にあります。
英単語の抜け漏れ、古文単語の再チェック、数学の演習不足、暗記科目の復習…。どれも「やり残しゼロ」になることはそうそうありません。探せば探すほど、やるべきことは湧いてくるはずなんです。なのに、「今日は予定分を終えたからOK」と満足してしまうのは、言い換えれば“途中でやめてしまっている”状態です。達成感が「もうやらなくていい理由」になってしまっているのです。
この構造は、先ほどの「時間ノルマ」とまったく同じです。「やるべきことをこなした」という事実が、自分の伸び代を制限してしまっているってことですね。
限界までやるしかない
ここまで読んで、「じゃあどうすればいいの?」と思った方に、私の結論を伝えます。
ズバリ“限界までやる”という姿勢を持つことです。
もちろん、体を壊すほど無理しろとは言いません。睡眠や食事といった基本的な生活を整えたうえで、それでもまだ時間があるなら、1分でも多く勉強に使う。それが、受験勉強における正しい考え方です。
逆に言えば、「限界までやった」と自信を持って言える人だけが、合格に一歩ずつ近づいていきます(昨日の記事でも似たようなことを言ったような…笑)。安心感のために時間やタスクを設定するのではなく、目的から逆算して、足りていない分をひたすら埋めていく、そうした姿勢こそが、本質的な受験勉強です。
というわけで今回は以上。







