皆さんが1度は想像したことがあるかもしれない「人類の力で地球を動かすことができるのか?」という疑問。
もちろん、核ミサイルのような強力な人工的手段を使えば、地球の軌道を動かすことは理論上可能かもしれません。
しかし、今回考えるのはそんな話ではありません。
私たち「人間の力」で、たとえば、全人類が一斉にジャンプすることで、果たして地球を動かすことができるのか?
そんな疑問について紹介していきます。
結論:地球は「ほんの少しだけ」動きます
まず、結論から言いましょう。
地球は動きます!
ただしほんの少しです。
どういうことか、ざっくり説明します。
現在、世界の人口は約80億人とされています。
そして、平均体重を約60kgと仮定すると…
→ 80億人 × 60kg = 約4800億kg(4.8 × 10¹¹kg)
この重さが一瞬、地球から「ふわっ」と浮き、そのあと「ドンッ」と地球に戻ってくるのです。
とはいえ、地球の質量はというと、約6×10²⁴kgです。
そのため人類の質量なんて、地球の質量に比べればホコリレベルです。
運動量保存の法則を思い出そう!
皆さん、中学校の理科の授業で習った「運動量保存の法則」を思い出してください。
この法則を地球に当てはめると…
全人類が一定方向にジャンプをすれば、地球はその反対方向に、ほんの少し動くことになります。
実際に、ある物理学者がこの運動量保存則に基づいて計算したところ、地球は約0.2ナノメートルだけ動くということが判明しました。
0.2ナノメートル、これはどれくらいかというと、
原子1個よりも小さいレベルです。
なので、私たち人間が感じるどころか、現在の測定機器でも検出は不可能なレベルです。
結局、元に戻る
そしてもう1つのポイントがジャンプ後です。
人類がジャンプした後、当然ですが、再び地球に着地します。
その際、地球は反対方向に反動を受けることになります。
つまり、ジャンプした瞬間に動いた地球も、着地の瞬間に元の位置に戻るわけです。
結果的に、地球は一瞬動いて、すぐに元に戻る。
人類の力では、やはり地球を本当に動かすことはできません。
このように、世の中には面白い実験がたくさんあるので、興味があれば、ぜひ調べてみてください。








