社会主義を採用し、金一族率いる朝鮮労働党による一党独裁が行われている。
金日成が掲げた主体思想を軸とする、軍事優先の先軍政治をとる。
韓国は大統領制で三権分立の民主制をとり、大統領は任期5年、直接選挙によって選ばれる。
立法権は国会が持ち、国会は一院制で任期四年、解散はない。
歴史的に左派と右派の対立が激しく、直近の戒厳令騒動も、右派の大統領が左派を牽制する目的があったと考えられている。
朝鮮戦争停戦後、ソ連や中国による支援が行われ、社会主義国家として一定の成長を遂げた。
しかし、ソ連崩壊の時期からソ連による支援が打ち切られ、経済的に困窮した。しかし政府は計画経済を堅持し、軍事に優先して資金をつぎ込み国際社会での地位を保つ政策を行った。これを先軍政治という。
現在でも計画経済を維持し、経済は停滞。人民は困窮している。
朴正煕による開発独裁が行われ、財閥に資金を集中させて重工業に集中的に投資を行い、輸出指向型工業化を進めた。
これにより韓国の経済は飛躍的に成長し、アジアNIEsの一角に数えられるようになった。この高度経済成長は漢江の奇跡と呼ばれた。
1997年にはアジア通貨危機の影響を強く受け、経済が大きく混乱、IMFの支援を受けた。
その後韓国は、財閥の再編、情報通信産業への支援などの経済改革が行われ、韓国は再び大きな経済成長を遂げた。
1910年から1945年の大東亜戦争終結まで日本領だった。
日本撤退後は北緯38度を境に南北に分割。北側はソ連、南側は米国が占領し、北側に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、南側に大韓民国(韓国)が成立した。
1950年、北朝鮮軍が韓国に侵攻、朝鮮戦争が勃発。1953年に停戦し、現在に至っている。
北朝鮮はソ連の支援によって社会主義国家の建設を進め、金一族による独裁政権が今日まで続いている。国際社会から孤立して各国から経済制裁を受け、経済は低迷。人民は困窮している。現在は中国・ロシアからの支援を受けている。
韓国は朝鮮戦争終結後、朴正煕による軍事独裁政権が続いた。1987年に民主化され、現在の形になった。
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