韓国が、1960年代以降急速な経済成長を果たしたことをこう呼ぶ。
朝鮮戦争直後の韓国は世界最貧国レベルだったが、急速な経済成長によってアジアNIEsに数えられた。1996年にはOECD加盟を果たし、先進国入りした。
1963年、朴正煕が軍事政権を樹立。強権的な独裁政治を行った。
朴正煕政権は財閥に資本を集中させて重工業化を強力に推進。輸出指向型工業化を果たした。
アジア通貨危機後は財閥の再編、半導体など次世代産業の育成を進め、経済を回復させた。
ベトナム戦争時には、韓国は米軍の後方補給基地として、韓国で生産した物資を米軍へ供給した。
この戦争特需によって韓国は輸出を大きく伸ばし、経済が大きく成長した。
ベトナム戦争へは韓国軍も派兵され、その見返りとして米国は韓国へ大きな経済的援助を行った。
また、日韓基本条約を締結して日本と国交を回復。日本からの賠償・経済支援を受け取り、製造業に大規模な投資を行った。
韓国の一人当たりGDPは、1960年以降急速に成長し近年では日本に近い水準になった。
アジア通貨危機の際には大きく落ち込んだが、その後急速に回復している。
(世界銀行グループ、ドル換算・購買力平価ベース)
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