輸出指向型工業化
簡単なまとめ
外国向けの製品を大量に生産することで、工業化を達成しようとする考え方。
規制緩和を行い、外資を積極的に誘致し、安い労働力を活用して輸出用の製品を生産する。
アジアNIEs(1970年代以降)、ASEAN諸国・中国(1990年代以降)でこの政策がとられ、経済の飛躍的な成長に貢献した。
現在の中国をイメージするとわかりやすい。
輸入代替型工業化からの転換
輸入代替型工業化による経済成長の限界を感じた各発展途上国は、1970年代以降、輸出指向型工業化への転換を進めていくことになります。
- 70年代→アジアNIEs
- 80~90年代以降→中国・ASEAN諸国
で輸出指向型工業化が進み、経済が急速に成長しました。
政策
輸出指向型工業化を進めるにあたっての基本路線は、
- 規制緩和
- 輸出産業の優遇
です。
具体的な政策として、
- 関税引き下げ
- 非関税障壁の撤廃
- 輸出加工区の設定
- 外資の誘致
がよくみられます。
特徴
輸出指向型工業化を行う際は、
安い労働力を活かした、労働集約型工業
を成長の軸に据えます。
繊維、電気機械などが代表的です。
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