IMF
簡単なまとめ
日本語で国際通貨基金という。
加盟各国がお金を出し合い、緊急時に助けてもらう保険のような存在。
アジア通貨危機やリーマンショック、ウクライナ戦争などの世界的な危機が起こった際に活躍する。
世界銀行とは全く別なので注意。
IMF
International Monetary Fund 国際通貨基金の略称。
世界190か国が加盟し、外貨不足や信用不安、経済危機に陥った国に対して貸し付けを行うほか、金融・経済政策を指導し、危機克服に助力するための機関。
IMFの資金は加盟国による拠出金や資金提供、貸し付け等によって賄われている。
言ってみれば、緊急時に備えて各国がお金を出し合い、危なくなったら助けてもらうという保険のような存在。
IMFの活動
IMFの出番は、加盟国が経済的な危機に陥ったとき。国家が財政破綻を起こしたりしたときに、IMFに支援が要請される。
特に、リーマンショックなどの世界的な不況・金融不安が起こった際に活躍する。
有名な例がアジア通貨危機。アジア通貨危機時にはタイ、インドネシア、韓国に支援を行い、経済復興を手助けした。
近年でも、ウクライナ戦争に際してウクライナやハンガリーなどへの支援を行ったほか、ウクライナ戦争・中東情勢の悪化によるインフレ・外貨不足に苦しむエジプトに対しても支援を行っている。
評価
IMFは経済危機を克服するための助言・助力をする機関ではあるが、IMFによる支援には賛否両論が存在する。
主な批判に、緊縮策による経済回復の遅れがある。
IMFが支援を行う際、支援先の国家に対して財政支出を減らす緊縮策を勧告する場合が多く、政府支出の減少に伴う総需要の低下、経済成長率の低下を招くといったことがよく指摘される。
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