加法定理
概要
任意の角
上の式を用いると、
となる。覚え方については、コスモスが咲く可愛いらしいものから、ど下ネタまで色々あるので、ググって自分に合うものを探そう。
※
のように、
例
証明
ここでは、
※ 結構アクロバティックな証明なので、動画でわかりやすく学びたい!という方は、以下の動画を参照しよう。
- 古賀真輝さんの証明動画(背景知識の証明も)
- ガチノビさんの証明動画(ハイレベルな証明方法も)
- 林俊介さんの証明動画(簡潔)
■ まず、単位円上で、角
このとき、
と表せる。ただし、角度が同じであれば
一方、
そうすると、点
が得られる。
ここでよくよく考えてみると、
よって、
が成り立つ。これで、
■
となって、
であることを用いると(この性質については、こちらの辞書を確認)、
となり、
■ また、
となって、
であることを用いると(この性質については、こちらの辞書を確認)、
となり、
■ そしてさらにこの
となって、上と同様に
を用いることで、
となって、
補足
- 加法定理の証明は、1999年に東京大学の入試問題となったことでも有名
- 符号がわからなくなったときは、例えば
などの値がわかる数を代入し、合っているか確認することができる