【 note : https://note.com/yaguchihappy 】
ハーディ・ワインベルグの法則の演習問題について講義します。
ハーディ・ワインベルグの法則についての講義はこちら
https://youtu.be/Ti776ijrKUg
ハーディ・ワインベルグの法則についての演習①はこちら
https://youtu.be/0SZT0jtYqGM
※音質が悪く申し訳ありません。字幕を作成してありますので、ご利用ください。
● Aと書かれたボールが0.7の頻度で、aと書かれたボールが0.3の頻度で袋に入っているとする。
この袋の中からボールを引く。袋の中のボールが無限に近い数あり、完全にランダムにボールが選ばれるとすると、Aのボールを2個引く確率は0.49(0.7の頻度で存在するAを2回連続で引く。0.7×0.7=0.49)。
Aのボールとaのボールを1個ずつ引く確率は0.42(初めにAを引いて、2回目にaを引く確率は0.7×0.3=0.21。初めにaを引いて、2回目にAを引く確率は0.3×0.7=0.21。2つの場合を合わせて0.42)、aのボールを2個引く確率は0.09になる(0.3の頻度で存在するaを2回連続で引く。0.3×0.3=0.09)。
このような結果になることがわかっているので、たとえば、aaを引く頻度が0.09(aaを持っている個体の頻度が0.09)なら、そこから逆算して、袋の中にあるaのボールの頻度(遺伝子プールの中の遺伝子aの頻度)が0.3だとわかる。
●教科書では、ハーディー・ワインベルグの法則の
「①集団が十分に大きい②外部との出入りがない③突然変異が起こらない④自然選択が働かない⑤雌雄間の交配が自由に(任意に)行われるなどの条件が揃っていれば、遺伝子頻度は変化しない。」
という側面が重大な事実であるかのように扱われている。しかし、そもそも、特別な条件が加わらない限り、遺伝子頻度が変わらないというのは当然な話である。
遺伝子は自己増幅する因子(自分をコピーしていく因子)なのだから、突然変異などが起きなければ遺伝子頻度が変化しないのは当然。
重要なのは、むしろ今回の演習で用いた規則、『突然変異が起きないなどの条件が整っていれば、遺伝子頻度から遺伝子「型」頻度(遺伝子型AAやAaやaaの出現頻度)を推定できる』ということである。これは、各遺伝子の頻度(pやq)がわかれば、遺伝子型の頻度(AAの頻度など)がわかるという便利な規則である。
●ハーディー・ワインベルグの法則が成り立っている集団において、遺伝子型Aaの頻度がpqではなく2pqなのは、遺伝子型Aaが生まれてくる時には、Aの入った精子とaの入った卵が受精する場合と、aの入った精子とAの入った卵が受精する場合の両方が考えられるからである。
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