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矢口はっぴー

転写と翻訳の方向性【セントラルドグマ】 高校生物

次の動画:真核生物の転写調節【遺伝子発現】高校生物発展

概要

動画投稿日|2021年11月26日

動画の長さ|9:54

【 note : https://note.com/yaguchihappy 】 セントラルドグマの発展講義として、転写と翻訳の方向性等について講義します。 語呂「ゴミ方向(ご5み3方向。リボソームはmRNA上を5´→3´の方向へ動く)」 ●転写の方向性:RNAポリメラーゼは、DNA上を動きながら、合成途中のRNAの3´末端にヌクレオチドを付加していく(DNAもRNAも、3´末端側しかヌクレオチドを付加できない)。したがって、合成途中のRNAでは、RNAポリメラーゼから遠い方が5´末端になっている。 ●翻訳の方向性:リボソームはmRNA上を5´→3´の方向へ動く。リボソームから伸びたポリペプチドは、リボソームから遠い方がN末端になっている。 <Q.センス鎖、アンチセンス鎖って何?…転写を考えたとき、非鋳型鎖をセンス鎖、鋳型鎖をアンチセンス鎖という。センスというのは「意味を持つ」といった意味。どうして非鋳型鎖をセンス鎖というのかというと、非鋳型鎖のほうがRNAの配列に似ているからである(TをUに変えれば、RNAと同じ配列になる)。遺伝子配列を他人に示すときは、非鋳型鎖(センス鎖)を示すのが普通。問題文でも、何の説明もなく片方の鎖の遺伝子の配列が書かれていたら、それは非鋳型鎖(センス鎖)の配列と思ってよい。> ●シャイン・ダルガーノ配列はリボソーム結合部位と呼ばれる配列である。AUGのコドンは、開始コドンとして働くほか、メチオニンを指定しているので、どのAUGが開始コドンなのかを正確に決めておく必要がある。そのために、原核生物では、開始コドンのすぐ上流に「この後にあるAUGは開始コドンのAUGでっせ!」というメッセージを込めてシャイン・ダルガーノ配列を用意している。mRNA上のシャイン・ダルガーノ配列(AGGAGGU)に、rRNAの配列が結合すると考えられている。 ●真核生物では、1本のmRNAに(例外はあるが基本的に)1つの開始コドンと1つの終止コドンしか持たない(原核生物はそれらを複数1本のmRNAに持つ)。したがって5´末端のキャップのある所にリボソーム(正確には小サブユニット)と親和性の高い構造が形成される。そこから3´方向へスキャンしていき、初めに出会ったAUGが開始コドンとなる。真核生物のmRNAの5´キャップにはリボソームを呼び寄せる働きがあるのである。 ●RNAポリメラーゼは、鋳型鎖の5´方向に動くのだが、慣習的に(RNAの3´末端を伸長しているので)「転写は5´から3´の方向へ起きる」などと言ってしまうことが多い。 ●スプライシング等の修飾が起きる前のRNAを単に「RNA」、起きた後の完成したものを「mRNA」などと呼び分ける場合があるが、特に厳密な決まりはない。 ●通常、10個以上のアミノ酸がつながったものを「ポリペプチド」と言う。天然に存在する分子量5000以上のポリペプチドを一般に「タンパク質」と言う(しかし厳密な定義はない)。 ●転写と複製を混同しないように。転写は、RNAポリメラーゼが部分的にDNAのらせんをほどきながら行う。24時間行っている(セントラルドグマの規則に則って行う)タンパク質合成の1ステップである。 複製は、細胞分裂を行う際、S期に行う。DNAを2倍量に増やす作業である。複製ではDNAのらせんは完全にほどかれ、合成された新鎖とともに新しい2つのDNA分子を形成する(半保存的複製という複製方式である)。生じた2つのDNA分子はしばらくタンパク質でくっついているが、M期の後期に分離される。 ●真核生物では、スプライシング(選択的スプライシングにより多様なタンパク質をつくるするため)、5´キャップの付加(核の外でリボソームを呼び寄せるため)、3´ポリAテールの付加(RNAの寿命を調整するため)という、3つのRNAの修飾が核内で起こる(それぞれの意義は完全には解明されていない)。 つまり、核膜は、生物基礎では「DNAを守る」役割をもつと習ったかもしれないが、それだけではなく、実際は「RNAの修飾の場を提供する」役割ももつのである。 ※申し訳ありません。DNAの二本鎖の方向性を示すスライドで、5´のダッシュ(プライム)「´」が、アポストロフィー「’」の形になっています。正しくはダッシュ(プライム)「´」です。ただし、あまり厳密な書き分けのルールはなく、「´」を「’」と表記することもあります。たとえば東北大学2015入試問題第2問、高校生物教科書(東京書籍 東書・生物301)、『ベーシックマスター分子生物学改訂2版』(オーム社)、『現代化学史』(京都大学学術出版会)、『遺伝子・染色体検査学』(医歯薬出版株式会社)、『バイオ実験イラストレイテッド②遺伝子解析の基礎』(秀潤社)p50、『イラストレイテッド ハーパー・生化学』(丸善)p425など。 0:00 転写の方向性 2:06 センス鎖とアンチセンス鎖 3:07 一方の鎖が鋳型鎖となる 3:29 ヌクレオチド 4:37 転写とRNAポリメラーゼ 5:06 翻訳の方向性 7:33 原核生物と真核生物の違い #遺伝子 #高校生物 #セントラルドグマ

タグ

#高2#高3#レベル3#遺伝情報の発現#講義

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