翻訳
翻訳とは
転写で作られたmRNAの塩基配列から、タンパク質がつくられること。
翻訳の流れ(生物基礎ver)
①mRNAの3つの塩基配列(=コドン)が、ひとつのアミノ酸を指定し、 塩基配列3つごとに、対応するアミノ酸が順番にくっついていく。
②アミノ酸がくっついたものが折りたたまれ、タンパク質になる。
なぜコドンは塩基3つ??
タンパク質を合成するアミノ酸は全部で20種類、塩基は全部で4種類である。
もし、2つの塩基で1つのアミノ酸を指定するとすれば、
塩基2つの組み合わせは、4×4=16通り
これでは、20個のアミノ酸すべてを指定することはできない。
ところが、塩基3つであれば、4×4×4=64通り
64通りのコドンがあれば、20種のアミノ酸すべてを指定することができる。
だから、コドンは塩基3つなのである。
(以下生物)
翻訳の流れ(生物ver)
①mRNAにリボソームがくっつき、mRNA上を進んでいく。
(リボソームはrRNAでできている。)
②tRNAが細胞質中にあるアミノ酸をリボソームに運んでくる。
(tRNAは3つの塩基配列「アンチコドン」によって、運べるアミノ酸が異なる)
③リボソームが開始コドン「AUG」に到達すると、
AUGに相補的なアンチコドンを持つtRNAがくっつく。
これが翻訳のスタートとなる。
(開始コドンがメチオニンを運ぶということも、覚えておこう!)
③AUG以降のコドンに相補的なtRNAが次々とアミノ酸を運んできて、 アミノ酸同士がペプチド結合でくっつく。
アミノ酸を手放したtRNAは再び細胞質中で対応するアミノ酸をくっつける。
④終止コドンに達したら、翻訳が終了する。
開始コドンと終止コドン
開始コドンは1種類、終止コドンは3種類。
この4つの塩基配列は覚えておこう!
いかに、私が先生から教わった覚え方と一緒に書いておきます(笑)
翻訳について、動画で学びたい人は「おうち生物 タンパク質の合成」をチェック!
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