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矢口はっぴー

神経系の分類と自律神経系 高校生物基礎

次の動画:免疫反応の異常と免疫の利用(アレルギーやワクチンなど) 高校生物基礎

概要

動画投稿日|2021年10月2日

動画の長さ|7:45

【 note : https://note.com/yaguchihappy 】 人の神経系の分類及び自律神経系のつくりについて講義します。 語呂「汗散るゆうこりん服交換(アセチルコリン、副交感神経)」 語呂「悪代官熱中症、え~ん(脳はおおよそ上から、大脳、間脳、中脳、小脳、延髄に分けられる)」 問題:副交感神経から分泌される神経伝達物質は何か? 答え:アセチルコリン ● ヒトの神経系には中枢神経系(ちゅうすうしんけいけい。脳と脊髄)と末梢神経系(まっしょうしんけいけい)がある。 ● 末梢神経系には体性神経系(たいせいしんけいけい。運動神経と感覚神経)と自律神経系(じりつしんけいけい。交感神経[こうかんしんけい]と副交感神経[ふくこうかんしんけい])がある。 ● 交感神経は体を闘争状態に、副交感神経は体を休息状態にするように働く。交感神経と副交感神経はふつう正反対に働く。これを「拮抗[きっこう]的に働く」という。 *交感神経と副交感神経は、「リーダーと副リーダー」のような関係ではない(交感神経からの命令が、副交感神経からの命令より優先される、ということはない)。どちらも同じくらい重要な働きをもつ。 ●交感神経も副交感神経も、最高中枢は間脳視床下部(かんのうししょうかぶ)という場所である(間脳視床下部:間脳にある視床下部と言う領域)。 *間脳には、視床下部のほかに、視床という領域もある(視床は、嗅覚以外のあらゆる受容器から大脳皮質に伝わる感覚の活動電位を中継している)。 *自律神経の最高中枢は間脳視床下部である。大脳ではない(ただし、ストレスを受けた場合など、大脳の影響を受けることが知られている)。大脳が支配していないので、意識的に自律神経を支配できない。胸の高鳴りを意識で止めることができないことは、あなたも経験済みだと思う。また、これは、生存のために有利である。危険な状況に出会った時に、「えっとー、まず瞳孔を広げてー、心拍を増やしてー、あと、気管支を広げて・・・」などと意識的に身体の反応を調節している暇はない。 ●交感神経はすべて脊髄から出ている。副交感神経には、中脳、延髄、脊髄などから出ている(必ず教科書の図を確認すること。絵で選ばせられることがある。脊髄のみから出ている方が交感神経である)。 ●脳から伸びる神経を脳神経(12対ある)、脊髄から伸びる神経を脊髄神経(31対ある)という。したがって、脳神経と脊髄神経は、脳や脊髄のことではなく、(中枢から出る)末梢神経であるから注意せよ(私大でひっかけ問題として出る)。 ●脳神経のうち、以下の3つは少し有名(特に迷走神経は有名)。 ①動眼(どうがん)神経:毛様体筋や瞳孔括約筋、まぶたを動かす筋肉などを支配する(眼に関することを支配するイメージ)。中脳から出る。 ②顔面(がんめん)神経:顔面表情筋や涙腺などを支配する(顔面を支配するイメージ)。橋から出る(橋と延髄の間くらいから出るので、延髄から出るとすることもある)。 ③迷走(めいそう)神経:幅広く内臓を支配している(幅広く迷走、放浪し、様々な臓器を広く支配するイメージ)。延髄から出る。 ①②③の神経は副交感神経を含む(知らなくてよいが、これらの脳神経は、副交感神経の他に運動神経なども含む混合性神経である。ただ、特に迷走神経は、副交感神経が中心である)。 *初期の解剖学者は、迷走神経の行く先がわからなくなるほど複雑であったことから、この神経に迷走神経(vagus nerve)という名を付けた。「vagus」はラテン語で「放浪している」という意味。 ●汗腺には交感神経のみが分布するが、そこで分泌される神経伝達物質は例外的にアセチルコリンである。汗はアセと覚えよう。 ●副腎髄質に繋がる交感神経は節前ニューロンしかない。実は副腎髄質は発生学的に主に神経に由来し、副腎髄質の細胞自体が、特殊化した交感神経の節後ニューロンのようなものなのである。 ●副交感神経には、中脳から出る動眼神経や、延髄から出る迷走神経などがある。資料集で確認しよう。特に迷走神経は有名で、幅広い内臓に命令を伝えている(だから、色々なところを放浪すると言う意味の迷走神経という名前がついている)。全ての副交感神経の75%が迷走神経に含まれる。 ●大学では、脳を延髄、橋、小脳、中脳、終脳とその内部の間脳に分ける。大脳は終脳と間脳を合わせたものである。しかし現在は終脳と大脳を同義にすることが多い。 ●副交感神経の発散も交感神経と同程度らしいとする報告もある。しかし、副交感神経の神経節が各器官の近く、もしくは器官の中にあることから、発散は限定的であるとするのが普通である(まるで交感神経は音量を一斉に変えるピアノのペダル、副交感神経は鍵盤である)。 ●自律神経系において、間脳視床下部が最大の役割を果たしていることはわかっているが、多くの活動の正確な中枢の位置はまだ特定されていない。呼吸については、延髄に呼吸中枢があることなどがわかっている。 Q.排尿や涙について、自律神経はどうかかわっているの? A.…実はあまりよくわかっていない。意志による排尿には大脳皮質が、恐怖などによる失禁には大脳辺縁系や視床下部が関与するといわれている。情動性の涙が流れるときには、交感神経から副交感神経へ瞬時の切り替えが起きていると考えられている。説教が終わって、頭を撫でられた瞬間に、副交感神経への切り替えが起こり、涙とともに高ぶっていた気持ちが洗い流されるという。 #交感神経 #副交感神経 #自律神経

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#高1#高2#レベル2#体内環境の維持#講義

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