神経細胞などから構成される神経系を大きく2つに分類したうちの1つで、中枢神経系と体のさまざまな器官をつなぐ領域を指す。
※末梢神経系でない方は、中枢神経系と呼ばれる。

末梢神経系はさらに、
①体性神経系
②自律神経系
の2つにわけられる。
両者の大きな違いは、意思が関係しているかどうかである。
体性神経系は意思のある活動で働き、
自律神経系は意思とは無関係に働くのである。

以下でそれぞれついて詳しく見ていこう。
体性神経系は、意思のある活動で働く。
【体性神経系が働く例】
① 目で見た情報や、耳で聞いた情報を 中枢神経系に伝える
② 手足を動かしたいときに、中枢神経系から手足へ情報(命令)を伝える
また、体性神経系は、
の2つにわけられる。
①のように、目や耳など受容器から受け取った刺激を中枢神経系に送るのが「感覚神経」
②のように、中枢神経系から手足などの効果器を動かすように情報を伝えるのが「運動神経」
なのである。
自律神経系は、意思とは無関係に働き、体の状態を調節している。
【自律神経系が働く例】
など。
さらに自律神経系は、
の2つに分けられる。
交感神経は、活発な状態や興奮した状態のときにはたらき、
副交感神経は、休息時などのリラックスしている状態のときにはたらく。
また、自律神経系の中枢、つまり自律神経系に命令を出すのは、間脳(の視床下部)ということも覚えておこう!
ここまでに述べた末梢神経系に中枢神経系も加えた神経系を整理すると、以下のようになる。
ややこしいけど、何度も書いてすべて覚えてよう!
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