神経系
神経系とは
神経系とは、ニューロン(神経細胞)が集まって構成される、体内で情報を伝達するしくみのひとつ。
(生物基礎では、もう1つのしくみである「内分泌系」も合わせて覚えておこう。)
情報を伝えるしくみ
神経系では、ニューロンの興奮によって、ニューロン内を電気信号が伝わる。そして、ニューロンからニューロンへ、または、ニューロンから細胞へと情報が伝えられる。
※ニューロン内で情報が伝わることを「伝導」、ニューロン間で情報が伝わることを「伝達」という。これは生物基礎では覚える必要はないが、生物を学ぶ人は覚えておこう!
では次に、神経系の種類についてみていこう。
ヒトの神経系
ヒトの神経系は、いくつかに分類することができる。
神経系は大きく2つに分類される。
脳と脊髄からなる中枢(ちゅうすう)神経系と、
全身に張り巡らされている末梢(まっしょう)神経系だ。
中枢神経系は、体の各部からの情報を受け取って統合したり、体の各部に適切な命令を出したりする、いわば司令部のようなはたらきをもつ。
これに対して末梢神経系は、中枢神経系と体の各部をつなぎ、すばやく情報を伝えるはたらきをもつ。
末梢神経系はさらに、自分の意思によって情報を伝える「体性神経系」と、意思とは無関係にはたらく「自律神経系」に分類される。
体性神経系には、中学の学習したであろう感覚神経と運動神経があり、
自律神経系には、「交感神経」と「副交感神経」がある。
内分泌系との比較
ここで、もう一つの情報伝達系である内分泌系と神経系の特徴を比較しておこう。
なお、神経系も内分泌系も、視床下部によって調節され、意思とは無関係にはたらくなどといった共通性もある。
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