有機化合物の脂肪族炭化水素（アルカン・アルケン・アルキン）をまとめました。

#シクロアルケン　一般式　#オゾン分解　#シクロヘキセン　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー
シクロアルケンの性質と反応性について講義しています
内容
シクロアルケンはアルキンと構造異性体の関係にあります。炭素間二重結合がありますので、付加反応をする点ではアルケンの性質をもちます。有名な物質としてシクロヘキセンがありますが、これは近年都市ガスの付臭剤として使用されています。
シクロアルケンは二重結合の開裂であるオゾン分解で大学入試問題で出されることがありますが、オゾン分解はアルデヒドやケトンなどが２つできると先入観を持っている受験生が多いため、アルデヒド基を２つもつ化合物が１つ生成すると記述されていると面食らうことが多いようです。注意したい部分です。

CHEMISTRY

シクロアルケン　一般式　オゾン分解　シクロヘキセン　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー　142203

#アルカン　#異性体　沸点　#有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー　142101
脂肪族化合物の基本である炭化水素のアルカンについて紹介しています
内容
アルカンは脂肪族化合物の基本となる化合物群であり、これを理解しないことには有機化学の学習のスタート地点にも立てません。炭素ｎ個に対して水素２ｎ＋２個結合して形成されている分子について、その種類と炭素数が増加することによる性質の変化、異性体や枝分かれによる性質の違いについて大学入試を意識してお話しします。

アルカン　異性体　沸点　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー　142101

#アセチレン　#付加反応　#付加重合　製法　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー
アセチレンの製法と反応について講義しています
内容
アセチレンは三重結合をもつため、簡単に付加反応をします。アセチレン１分子に対して水素は最大で２分子付加します。また、臭素とも付加反応するため、臭素水の色を脱色する性質があります。
アセチレンは付加反応したあとに生成したビニル化合物は付加重合して高分子化合物を生成します。また、水を付加した場合はエノール型を形成するため異性化してアセトアルデヒドが生成することは有名です。

アセチレン　付加反応　付加重合　製法　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー　142205

#アルケン　#異性体　一般式　#有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー
【お詫び】動画題名をアルカンからアルケンに修正しました。
アルケンを構成する炭素間二重結合を含め、簡単な構造のアルケンについて紹介しています。
炭素間二重結合を１つもつアルケンはエチレン、プロペン、ブテンなどの同族体をもちますが、炭素間二重結合を構成するσ結合とπ結合については避けて通れません。どうしてアルケンが幾何異性体をもつのか、どうして炭素間二重結合は自由に回転できないのかも含めてアルケンを深く理解する必要があります。

アルケン　異性体　一般式　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー　142201（題名修正）

#アルキン　#アセチレン　プロピン　#不飽和結合　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー
【お詫び】冒頭「今回のポイント」でアルキンの一般式を修正しました。
アルキンの構造と三重結合について講義しています
内容
アルキンは不飽和度２の炭化水素です。三重結合が存在しており、１本がσ結合、２本がπ結合です。立体構造は三重結合を構成する２個の炭素原子とそれに直接結合する２個の原子が同一直線上に存在します。今回は炭素数４個までのアルキンについて説明しています。
また、炭素間結合は単結合が一番長く、三重結合が一番短いことも理解しておく必要があります。

アルキン　アセチレン　プロピン　不飽和結合　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー　142204〔改訂版〕

置換反応　アルカン　メタン　実験室的製法　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー
アルカンの性質である燃焼と置換反応についてラジカル反応を踏まえて説明しています。そしてメタンの実験室的製法についても講義しています
内容
アルカンは飽和炭化水素に分類され、反応性として置換反応を紹介されますが、どうして置換反応するのか、ただ丸暗記しているだけでは有機化学の面白さが分かりません。有機化学は覚えることが膨大であると考えるのではなく、なぜ、どうしてに徹底的にこだわると何ら苦労することなく頭の中にすんなり入り理解できます。置換反応はラジカル反応で説明できます。
また、メタンの実験室的製法は高校の実験ではあまり扱いません。これはメタンが無色無臭で生成させたという実感が湧かない一方で可燃性気体であるいため安全管理しずらいという事情があります。ガス漏れしても純粋なメタンは無色無臭であるため逆に危ないです。都市ガスとして供給されているメタンガスは付臭剤が含まれているためガス漏れに気が付きますが、実験ではなかなか危険性をはらんでいます。ただ、反応機構は知っておくべきで、酢酸ナトリウムの分解により生じた二酸化炭素が水酸化ナトリウムに吸収されて残った気体がメタンということになります。

置換反応　アルカン　メタン　実験室的製法　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー　142102

#ザイツェフ則　覚え方　わかりやすく　#脱水反応　#有機化学　高校化学　エンジョイケミストリープラス
脱水反応でアルケンが生じるときのザイツェフ則について説明しています。
内容
2-ブタノールを濃硫酸を加えて加熱脱水すると脱水の仕方によって２つのパターンの生成物が考えられます。この場合、生成比率は１：１ではなく、主生成物と副生成物に分かれます。このとき、水素原子の結合数が少ない炭素原子から水素原子が外れる形で脱水するとザイツェフ則は説明しています。これは事実として知っている人は化学を大学受験で使う人には多いと思われますが、なぜザイツェフ則が成り立つのかその理由まで知っている人は少ないと思います。これは生成したアルケンで炭素間二重結合により形成されているπ結合が隣接するアルキル基の炭素水素間に生じているσ結合と電子雲が重なるような近い位置にあることから、σ電子とπ電子が相互乗り入れする「非局在化」が原因です。そして、実際生成するアルケンで非局在化するσ電子の数が多ければ多いほど安定であると言われています。なので2-ブタノールが脱水すると1-ブテンより2-ブテンの方が多く生成します。

ザイツェフ則　覚え方　わかりやすく　脱水反応　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリープラス　143151

#シクロアルカン　ひずみ　反応性　シクロヘキサン　#椅子形　#舟形　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー
アルカンの項目で紹介されるシクロアルカンについて講義しています
内容
直鎖のアルカンに加えて同じ「アルカン」を名乗る「シクロアルカン」はアルカンと一般式が異なり、アルケンの同じ一般式です。これは環を形成するときに水素原子を２つ放出しているからで、至極当たり前のことです。環をもつアルカンの反応性はアルカンと同じですが、炭素数が少ないシクロプロパンやシクロブタンは環が切れやすいために反応性をもちます。環が切れやすいのは結合角に歪があるからです。
また、安定と思われるシクロヘキサンには「配座異性体」という椅子形と舟形の２種類の形が存在します。実際には椅子形が大部分で舟形は殆ど存在していませんが、平衡状態を保ちながら存在している異性体です。

シクロアルカン　ひずみ　反応性　シクロヘキサン　椅子形　舟形　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー　142103

#マルコフニコフ則　覚え方　#プロペン　#有機化学　高校化学　エンジョイケミストリープラス　142251
マルコフニコフ則についてその根本的な反応原理について説明しています
内容
炭素間二重結合をもち、非対称構造のアルケンに対してハロゲン化水素が付加反応するとき、２種類の化合物が生成します。このとき、生成量は半々ではなく、片方の化合物が圧倒的に多く生成します。これをマルコフニコフ則といいますが、高校化学では水素原子が多く結合している炭素原子にハロゲン化水素の水素原子が結合するとだけ教えることが多いように思います。しかし、この原理については付加反応の二段階反応とカルボカチオンを説明しなければならず、高校化学では基本お話ししない内容です。しかし、最近は教科書にもこの内容が記述されていることがあるので、押さえておく必要があります。マルコフニコフ則は水素原子が付加することにより生成するカルボカチオンが安定になるように付加します。これを達成するには水素原子が多く結合している炭素原子にハロゲン化水素の水素が付加する、すなわち「類が友を呼ぶ」反応と覚えておけばいいことになります。

マルコフニコフ則　覚え方　プロペン　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリープラス　142251

#エチレン　製法　濃硫酸　#付加反応　#付加重合　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー
アルケン（エチレン）の実験室製法と反応性について講義しています
内容
エチレンは炭素間二重結合があるため、付加反応をしやすい物質です。臭素水の赤褐色を脱色する性質は炭素間二重結合の検出に利用されています。また、多数のモノマーが結合して生成するポリマーは付加重合で生成します。また、炭素間二重結合はオゾンや過マンガン酸カリウム水溶液により開裂します。この反応はアルケンの構造推定によく使われます。

アルケン　異性体　一般式　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー　142201（題名修正）

シリーズ

有機脂肪族炭化水素（アルカン・アルケン・アルキン）のまとめ #4

説明

タグ

アルケン 異性体 一般式 有機化学 高校化学 エンジョイケミストリー 142201（題名修正）

シリーズ

有機脂肪族炭化水素（アルカン・アルケン・アルキン）のまとめ #4

説明

タグ

アルケン　異性体　一般式　有機化学　高校化学　エンジョイケミストリー　142201（題名修正）