#シクロアルカン ひずみ 反応性 シクロヘキサン #椅子形 #舟形 有機化学 高校化学 エンジョイケミストリー
アルカンの項目で紹介されるシクロアルカンについて講義しています
内容
直鎖のアルカンに加えて同じ「アルカン」を名乗る「シクロアルカン」はアルカンと一般式が異なり、アルケンの同じ一般式です。これは環を形成するときに水素原子を2つ放出しているからで、至極当たり前のことです。環をもつアルカンの反応性はアルカンと同じですが、炭素数が少ないシクロプロパンやシクロブタンは環が切れやすいために反応性をもちます。環が切れやすいのは結合角に歪があるからです。
また、安定と思われるシクロヘキサンには「配座異性体」という椅子形と舟形の2種類の形が存在します。実際には椅子形が大部分で舟形は殆ど存在していませんが、平衡状態を保ちながら存在している異性体です。