#マルコフニコフ則 覚え方 #プロペン #有機化学 高校化学 エンジョイケミストリープラス 142251
マルコフニコフ則についてその根本的な反応原理について説明しています
内容
炭素間二重結合をもち、非対称構造のアルケンに対してハロゲン化水素が付加反応するとき、2種類の化合物が生成します。このとき、生成量は半々ではなく、片方の化合物が圧倒的に多く生成します。これをマルコフニコフ則といいますが、高校化学では水素原子が多く結合している炭素原子にハロゲン化水素の水素原子が結合するとだけ教えることが多いように思います。しかし、この原理については付加反応の二段階反応とカルボカチオンを説明しなければならず、高校化学では基本お話ししない内容です。しかし、最近は教科書にもこの内容が記述されていることがあるので、押さえておく必要があります。マルコフニコフ則は水素原子が付加することにより生成するカルボカチオンが安定になるように付加します。これを達成するには水素原子が多く結合している炭素原子にハロゲン化水素の水素が付加する、すなわち「類が友を呼ぶ」反応と覚えておけばいいことになります。