【 note : https://note.com/yaguchihappy 】
DNAの長さを求める問題について講義します。
●DNA(デオキシリボ核酸)は、糖(DNAに使われている糖はデオキシリボース)・リン酸・塩基(A,T,C,G)からなるヌクレオチドが多数つながってできた高分子化合物である。
*ヌクレオチド:塩基・糖・リン酸が結合したもの。
発展問題:ヌクレオチドがN個あるDNAは、最大何個のアミノ酸を指定できるか。なお、このDNAの全領域が遺伝子であり、アミノ酸を指定していると仮定する。
答え:ヌクレオチド対の数は(1/2)N対。つまり塩基対の数も(1/2)N対。
2本あるDNAのうち片方の鎖が転写の際の鋳型になるので、転写される全ての塩基の数は(1/2)N個。3個の塩基で1個のアミノ酸を指定するので、このDNAが指定できるアミノ酸は
(1/6)N [個]・・・答え
*分子量(相対分子質量)は、厳密には、「構成元素それぞれについて明示された核種組成(原子核の組成)をもつ物質の平均分子質量を標準核種12Cの分子質量を12として相対的に表した量」を言う。重さとは異なる。念のため。
0:00 問題文と簡単な方針
1:31 塩基対数を求める
4:11 塩基対数に塩基対間の距離をかける
4:48 単位に注意する
5:34 なぜ塩基対の数から1を引かないのか
7:24 まとめ
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