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わかりやすい授業とはどういうものなのかで、改めてここ数日ずっと考えています。そのきっかけはというと、ドラゴンボールやドクタースランプの作者である鳥山明先生を育てた編集者である鳥嶋和彦さんの、面白い漫画とは、などのインタビューをYoutubeで1年ぶりくらいに視聴したからです(この前、ボツという書籍が出版されたのでそれも読みました)。漫画の面白い面白くないの話は一旦置いておいて、わかりやすい授業とは、について話を戻しますが、まず、
・シンプルであること
・テンポが良いこと
この2つだけは間違いなく重要で
その2つ以上に良し悪しを左右するのは、結局何をどの順序で説明するか、何を説明しないか、だと考えています。シンプルでありテンポが良いためには、何を説明しないかが大事だと思っています。それでも、僕はあれもこれも説明してしまい、後悔するわけですが。
また、難しい表現や専門的な用語は避けるようにもしてます。「中線」を三角形の真ん中の線と表現したり。一般的に問題文に使われない用語は避けてます。
ただ、その他は正直いまだにわかりません。
声のトーンの浮き沈みというか緩急があった方がいいのか、迫力があった方がいいのかとか、噛まない方がいいのかとか、図が綺麗な方がいいのかとか。でもおそらくこれらは本当の意味でのわかりやすいには直結しないような気もしています。声のトーンや迫力、図が綺麗、噛まないよりも、結局何をどう説明しているかであって、それに関しては99%10年前の授業と話す内容は同じです。
下手すると10年前の授業よりテンポは悪くなっています。あれもこれもと説明を加えているからです。できるだけ噛まないように、黒板消しを使うような板書ミスをしたくない、できるだけ字を綺麗に書きたいというのもあって、ミスを恐れ慎重になる分、書くスピードも10年前より格段に遅いです。10年前撮影したときの使い古されたスベスベの学校の黒板と、今の自宅の新しいザラザラのmy黒板では盤面の粗さが全然違うので書きにくいというのもあります。
音質改善が最大の目的として撮り直していますが、マイクのせいでどんなに大声を張り上げていても迫力がなくなっていたりします。(実はとんでもなく大声を張り上げて授業しているのです)
漫画の話に戻すと、必ずしも絵が上手い漫画が売れるわけではない。読者が入り込める個性あるキャラクターやストーリーの面白さが最も重要で、その上でわかりやすいことと、テンポが良いことも兼ね備えている必要があるのだなと鳥嶋さんが話しているのを聞いてて感じました。同じインタビュー動画を2年前、1年前、今回と定期的に見るわけですが、毎回自分の授業の改善すべき点はなんだろうと考え始めてしまいます。
ベクトル13まで撮影したら、夏場はしばらくお休みさせてください。9月終わりごろにベクトル14を撮影再開します。空調の無い自宅の物置部屋で撮影しているのですが、6月〜9月は保冷剤を30個くらい並べたりするのですが、雑音が入らないよう閉め切って、照明を5個並べているため汗ダラダラです。ベクトル10以降は画面越しではわからないかもですが、汗ポタポタたらしながら授業しています。授業って例えると一人カラオケをしているのと同じなんで、冬場でも授業すると暑いです。仮に空調つけてもマイクにエアコンの音が入るのが嫌なので。