概要
2 点 A,B の中点 M の位置ベクトルは
OM=2OA+OB
で表される(平面、空間どちらでも成り立つ)。足して 2 で割るだけという、高校数学の公式の中でも、だいぶ頭や心に優しい式。
位置ベクトルなので、基準の点 O はどこでもOK。下では原点として話を進める。
証明

AB の中点 M の位置ベクトルは、
OM=OA+AM=OA+21AB⋯⋆=OA+21(OB−OA)=2OA+OB
と表される。(⋆ は共線条件(つまり中点なのでベクトルも半分)、「共線条件」の辞書はこちらから確認)
平面で書いてるが、空間でも上の式は全く同様に成り立つ。
補足
よく出てくるが、直感的にも思い出しやすい公式。せっかくなので、 成分での計算にも慣れておこう。
2 点 A(x1,y1),B(x2,y2) の中点の座標は
(2x1+x2,2y1+y2)
で表される。簡単にいうと、x 座標、y 座標、それぞれ仲良く平均を取ればOK。空間座標の場合は、z 座標も平均をとればOK。
また、この中点公式は複素数平面でも使える(数学III)。つまり、複素数平面上の 3 点を A(za),B(zb) とすると、複素数平面上の線分 AB の中点に対応する複素数は、
2za+zb
で求められる。