古典における春と夏
古典における”春”と”夏”
現在の1月から6月についての呼び名などをまとめて学ぼう。
陰暦(月の満ち欠けを基準とする暦)は、1ヶ月が29or30日なので、現在の暦とは少しのずれが生まれることに注意しよう。
二十四節季
太陽の軌道(黄道)を24等分して、それぞれの点を通過するときの気候や天候(時候)に名前をつけたものを二十四節季という。
これに、4年に一度2月29日を作って、ずれを調整した。(この月を閏月(うるうづき)という)
二十四節季には以下のような名前がつけられていて、現在のおよその日付もわかっている。(ここでは春と夏まで掲載、秋と冬はこちらのページ)
- 睦月:立春(2月4日)雨水(2月18日)
- 如月:啓蟄(3月6日)春分(3月21日)
- 弥生:清明(4月5日)穀雨(4月21日)
- 卯月:立夏(5月6日)小満(5月21日)
- 皐月:芒種(6月5日)夏至(6月21日)
- 水無月:小暑(7月7日)大暑(7月24日)
また、それぞれの月の異称は他にも種類があり、以下のようなものがある。
- 睦月:孟春・初春月・正月
- 如月:仲春・梅見月・仲陽
- 弥生:季春・花見月・晩春
- 卯月:孟夏・花残月・初夏・麦秋
- 皐月:仲夏・早苗月・早稲月・薫風
- 水無月:季夏・風待月・晩夏
雑節
雑節とは、二十四節季以外に季節の目安となる日のこと。以下のようなものがある。
- 節分:現在、立春前日のこと
- 彼岸:春分・秋分を中日とする7日間のこと
- 八十八夜:立春から88日目のこと
- 入梅:梅雨入りする頃
- 半夏生:夏至から11日目のこと
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