古典における秋と冬
古典における”秋”と”冬”
現在の1月から6月についての呼び名などをまとめて学ぼう。
陰暦(月の満ち欠けを基準とする暦)は、1ヶ月が29or30日なので、現在の暦とは少しのずれが生まれることに注意しよう。
二十四節季
太陽の軌道(黄道)を24等分して、それぞれの点を通過するときの気候や天候(時候)に名前をつけたものを二十四節季という。
これに、4年に一度2月29日を作って、ずれを調整した。(この月を閏月(うるうづき)という)
二十四節季には以下のような名前がつけられていて、現在のおよその日付もわかっている。(ここでは秋と冬まで掲載、春と夏はこちらのページ)
- 葉月:立秋(8月8日)・処暑(8月23日)
- 文月:白露(9月7日)・秋分(9月23日)
- 長月:寒露(10月8日)・霜降(10月23日)
- 神無月:立冬(11月8日)・小雪(11月23日)
- 霜月:大雪(12月8日)・冬至(12月22日)
- 師走:小寒(1月6日)・大寒(1月20日)
また、それぞれの月の異称は他にも種類があり、以下のようなものがある。
- 葉月:孟秋・七夕月・初秋
- 文月:仲秋・月見月・観月
- 長月:季秋・紅葉月・晩秋
- 神無月:孟冬・時雨月・小春
- 霜月:仲冬・神楽月
- 師走:季冬・春待月・晩冬
雑節
雑節とは、二十四節季以外に季節の目安となる日のこと。以下のようなものがある。
- 彼岸:春分・秋分を中日とする7日間のこと
- 土用:四季の終わりの18日間
- 二百十日- :立春から210日目のこと
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