米
特徴
- モンスーンアジアに集中
- 貿易量が少ない
- 土地がやせていても育つ
- 高温多雨の気候を好む
- 土地生産性が高い
生産
生産上位国
人口が多い国で生産量が多い。これが基本です。
米は自国での消費がほとんどなので、米を食べる習慣がある、人口の多い国で生産量が多いということになります。
(データブック・オブ・ザ・ワールドより)
栽培条件
米の栽培に必要な条件は、
- 高温多湿(温帯~亜熱帯)
- 年降水量1000㎜以上
です。
また、米は水田で栽培することが多いという栽培環境の特性上、
- 平坦で
- 水はけの悪い
土地が栽培に向いています。
つまり、沖積平野、とくに氾濫原や三角州は米の栽培に向いています。
- 中国の華中~華南
- メコンデルタ(ベトナム、カンボジア)
- チャオプラヤデルタ(タイ)
- ガンジスデルタ(インド、バングラデシュ)
などが挙げられます。
また、土地が平坦でなくても棚田を作って稲作を行うこともあり、山がちな地域でも稲作はみられます。
さらに、米は水田で耕作されるため、やせ地でも栽培が可能です。詳しくは集約的稲作農業を参照。
消費
人間が米を食べ、飼料用は少ないという特徴があります。
トウモロコシは、飼料やバイオエタノールとして消費されることも多いです。
これに対し、米はほとんどが人間の食用になるというのは米の大きな特徴といえます。
貿易
米は自給的性格が強く、三大穀物の中では圧倒的に国際的な取引量が少ないことで有名です。国際貿易に回る米は全生産量の5%に過ぎません。
どこかの国が不作だったり豊作になったりすると、貿易量のランキングは大きく上下しますので、貿易量ランキングを覚える意味はあまりありません。
ただ、
- インド
- ベトナム
- タイ
は輸出が多い
というのはおぼえておくとよいでしょう。
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