アプリ「okke」で効率よく学ぶ!

とうもろこし


とうもろこし

とうもろこしは三大穀物のひとつで、三大穀物の中で最も生産量が多い

特に飼料としての需要が多いほか、バイオエタノールの原料としての需要も大きい。

生産

トウモロコシ生産量.jpg (データブック・オブ・ザ・ワールドより)

アメリカ合衆国中国ブラジルで生産量が多くなっています。

トウモロコシは、温帯であればわりとどこでも栽培できます。また、寒さにはそこまで強くないものの暑さには比較的強いため、ブラジルなどの温暖な地域でも栽培が盛んです。

流通

とうもろこしも、小麦ほどではないものの国際取引量が非常に多く、盛んに貿易が行われています

輸出

トウモロコシ輸出量.jpg (データブック・オブ・ザ・ワールドより)

  • アメリカ合衆国
  • アルゼンチン
  • ブラジル
  • ウクライナ

が特に多くなっています。

アメリカ合衆国の輸出相手国は日本メキシコです。

輸入

トウモロコシ輸入量.jpg (データブック・オブ・ザ・ワールドより)

主な輸入国は

  • 日本
  • EU
  • メキシコ
  • 中国

など。

これらの国々はいずれも畜産が盛んで、飼料用とうもろこしの輸入量が多くなっています。

注目したいのが中国です。20年前は世界有数の輸出国でしたが、所得向上による肉類の消費量増加畜産業が急速に発展し、飼料の需要が急増したため近年輸入国に転じ、シェアを年々伸ばしています。

消費

トウモロコシの主な用途は、

  • 食用
  • 飼料用
  • バイオエタノールの原料用(工業用)

の三つに大きく分けられます。

このうち最も消費量が多いのが、飼料用です

2020年のデータでは、トウモロコシの用途別消費量はグラフのようになっています。

f42b228ed7ba4d92a97d4dbf1a756a54.jpg

バイオエタノールとトウモロコシ

近年、カーボンニュートラルを推進する立場から、トウモロコシを原料としたバイオエタノールの製造が盛んになっています。

アメリカ合衆国で、トウモロコシからのバイオエタノールの製造が特に盛んです。

ブラジルでもバイオエタノールの製造は盛んですが、こちらはほとんどがサトウキビからの生産で、トウモロコシ原料はあまりありません。

タグ

# とうもろこし
# コーンベルト
# トウモロコシ
# バイオエタノール
# バイオ燃料
# 三大穀物
# 穀物
# 肥育
# 飼料