米の栽培が盛んで、生産量は世界5位(2020年)。
これはベトナムの人口が多いからで、ベトナムは1億人弱の人口を抱え、一人当たりの消費量も日本と比べてはるかに多い。
また輸出量も多く、輸出は世界2位(2020年)。
北部では二期作、南部では三期作が行われ、土地生産性が極めて高い。
南部のメコンデルタ(三角州)では、かつては浮稲栽培が盛んだった。
現在では、洪水対策・灌漑の整備が進展し、浮稲栽培は減少。生育が早く、栽培期間も短い、土地生産性の高い三期作に切り替えが進んでいる。
統計をみると、作付面積の増加率以上に生産量が増加していることがわかる。
これは、
などにより、土地生産性が大幅に向上したからである。
(FAOSTAT)
近年、ベトナムではコーヒー栽培が急拡大している。
特に、インスタントコーヒーなどに用いられる安価な品種でシェアを伸ばしており、現在コーヒーの生産量は世界2位。
グラフを見ると、ドイモイ以降に急速に栽培が広まったことがわかる。
(FAOSTAT)

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