ドイモイ
概要
1986年にベトナムで始まった、一部で市場経済を認め、対外開放を行った政策。
- 私企業を認める
- 貿易自由化
- 海外からの投資の受け入れ
- 農業改革
- 価格自由化
- 国営企業改革
など、多岐にわたる改革を行った。
これにより、90年代以降、ベトナムの経済は飛躍的に発展した。
ドイモイ以前
ベトナム戦争で北ベトナムが勝利して以降、ベトナムはソ連型の社会主義をとりいれて国づくりを行った。
経済も計画経済だったが、ソ連の弱体化、中越戦争、カンボジア侵攻なども重なり、次第に経済は伸び悩むようになっていった。
効果
ドイモイは1986年に始まり、90年代から如実に効果が現れ始めた。
- 低賃金
- 労働力が豊富・・・人口が多い
- 教育水準が比較的高い
などの理由から、日本やシンガポールなどの賃金の高い国から生産拠点が続々とベトナムに移転した。
ベトナムのGDPは、90年代から圧倒的な成長率をみせ、アジア通貨危機やリーマン・ショックで成長がやや鈍化しつつも、圧倒的な経済成長を遂げている。
(世界銀行データベース)
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