(データブック・オブ・ザ・ワールド)

まず、全国にプロテスタントが薄く広く広がっているイメージを持とう。
そのうえで、
が多いことを覚えれば完璧。
南部は宗教色が強く、きわめて保守的ということは必ず押さえよう。
が主な宗教。
という傾向がある。
アイルランド系のケネディ大統領やバイデン大統領も、カトリックを信仰している。
などの少数宗教もある。
モルモン教はキリスト教の一派で、ユタ州で信仰されている。州都ソルトレークシティは、モルモン教の総本山として宗教都市の性質を持つ。
ユダヤ教はユダヤ人が信仰する宗教で、ユダヤ人が多く集まるニューヨークなどの大都市に多い。
米国のプロテスタントのうち、特に宗教的に保守的な層を福音派と呼ぶ。
福音派は米国の全人口の1/3を占め大きな勢力となっているほか、政治活動に熱心であることから、政治に強い影響力を及ぼす。特に南部に多い。日本でいえば、公明党を支持する創価学会のようなものをイメージするとわかりやすいだろう。
福音派の主な主張として、
などがある。
福音派が全人口の約1/3を占める一大勢力であり、かつ政治活動にも熱心という性質上、米国の政治家は福音派を無視することができない。
したがって、米国の政治家は福音派に気に入られようと、福音派に近い政策を実行しようとする。
米国が何があろうとイスラエルを支持し、州によっては中絶を禁止したりしているのは、こういった国内事情がある。
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