中心地機能
簡単なまとめ
都市が持つ機能で、「政治、経済、文化などの中心地として、周辺地域に財やサービス、雇用などを供給する機能」。
中心地機能が強く及ぶ地域を都市圏と呼ぶ。
宗教、観光など、特殊な中心地機能で発展した都市も存在する。
中心地機能とは
都市がもつ機能のひとつで、
「政治、経済、文化などの中心地として、周辺地域に財やサービス、雇用などを供給する機能」。
周辺地域に財やサービスを供給する一方、労働者や学生、富を吸引する。
具体的な中心地機能
中心地機能には様々なものがあり、立法、行政、司法をはじめとする政治権力、企業の本社機能、大学などの学術、宗教などがある。
身近な例から考えてみよう。
雇用
あなたの両親はどこで働かれているだろうか。都市で生活している人なら、基本的には郊外に住み、都心に通勤するだろう。
このようなとき、都市は郊外に雇用を提供し、郊外は都心に労働力を提供していると考えることができる。
財、サービス
ほしいものがあるけど、近所の店にはない。あるいは、有名なオーケストラのコンサートを聴きに行きたい。そういう時は、大きな街に出かけるだろう。千葉県に住んでいる人が東京都心に出かけるようなものだ。
このようなとき、都心には、地方の小さな町にはない特別な商品やサービスを提供する機能がある。
特殊な中心地機能
政治、経済、文化などはほとんど全ての都市に共通する一般的な中心地機能だが、特殊な機能を持つ都市も存在する。
宗教的機能を持つ都市として有名なものに、イスラム教の聖地メッカやメディナ、イスラム教・キリスト教・ユダヤ教の聖地エルサレム、ヒンドゥー教の聖地バラナシ(ベナレス)がある。
観光機能によって発達した都市では、米国のラスベガス、フランスのニースが有名。
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