ヒンドゥー教
概要
バラモン教を継承し、グプタ朝期に確立されたインド独自の宗教。
特定の教義や聖典を持たない多神教。
身分制度を取り入れるなどを通してインドに強く根付き、イスラム教との衝突は今日でも残っている。
流れ→古代インド、インド=イスラーム、近世インド、インド植民地化、インド独立
時代
紀元前300年頃〜
場所
詳細
バラモン教のヴェーダ信仰の原理を引き継いで生まれたヒンドゥー教は、グプタ朝期に発展・定着 します。
特定の教義や聖典を持たず、シヴァ神やヴィシュヌ神など多くの神々を信仰する多神教です。
6世紀半ばごろから、熱烈な信仰を歌や踊りを伴って表現するバクティ運動が盛んに行われ、仏教やジャイナ教を攻撃する姿勢も見受けられました。
イスラム教の伝播後も、ヴァルナ制(身分制度) などと結びつきインドに強く根付いていたヒンドゥー教は衰えず、2つの宗教が混在する状況が長く続きます。
ムガル帝国の時代には両者を融合する動きも見られ、その例として差別を批判したカビールや、シク教の教祖となったナーナクが挙げられます。
しかし両者の対立は解消されず、印パ戦争に代表されるように現代まで続く問題となっています。
ほとんどのシヴァ神像は「踊っている姿」でつくられている。
「破壊と再生」を象徴しているんだとか。
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