イスラームの浸透したインドに、トルコ人により侵入され建てられた、ムガル帝国のお話です。
イスラームの他にもさまざまな宗教に寛容でしたが、統制を強めたことで弱体化します。
16世紀〜18世紀
16世紀前半にデリー=スルタン王朝をティムールの子孫、バーブルが倒し、ムガル帝国を建てます。
3代アクバルはマンサブダール制という組織制度をつくり、さらに拡大を進めます。
イスラム教、ヒンドゥー教のほか、この時代に生まれたシク教などさまざまな民族、宗教に寛容で、ムスリム以外にかかっていた人頭税(ジズヤ)を撤廃するなどの動きが安定へと繋がりました。
細密画やペルシア語とインド語の融合したウルドゥー語の開発、タージ=マハルの建設などの文化も発達します。

領土は6代アウラングゼーブの時代に最大となりますが、統制を厳しくし人頭税を復活させたことなどで弱体化します。
18世紀の彼の死後、王国は急速に解体、西インドのシク王国などが並び立ち、イギリスの進出を迎えることとなります。
またこの時代、南部にはヴィジャヤナガル王国も成立しています。
関連動画