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青いバナナ(ブルーバナナ)

青いバナナ(ブルーバナナ)

ヨーロッパのメガロポリス。ヨーロッパの中で経済活動が特に集中している地域のこと。

この地域を地図上で見るとバナナのような形になることから、この名前が付けられた。

「従来の経済の中心地は、欧州統合によりもっと発展し、欧州内での格差は広がる」と主張したのが、ブルーバナナという概念である。

Blue_Banana.jpg
(Wikimedia commonsより)

範囲

イギリス南西部~北イタリア。おおむねロンドン~ミラノの範囲でイメージすればよい。

資料や文献によって差はあり、バーミンガムやローマまで含む場合があるが、多少の範囲のズレは重要ではなく、気にしなくてもよい。

この概念のポイント

都市が「点」ではなく「帯」でつながっている

ブルーバナナが示しているのは、単に豊かな都市の集まりではない。

ロンドン、ブリュッセル、フランクフルト、チューリヒ、ミラノなどが、交通・金融・産業によって一体的につながった経済空間を形成している。メガロポリスの概念を思い出そう。

国境を越えた経済のまとまり

ブルーバナナは複数の国にまたがっている。

これは、現代の経済活動が国境よりも都市や地域の結びつきを重視して動いていることを示している。

時代背景

この概念が提唱されたのは1980年代後半、ヨーロッパ統合が本格化していた時期である。

当時は、

  • 市場統合が進めばヨーロッパ全体がまんべんなく発展する

と考えられがちだった。欧州統合は、経済的に遅れた地域を発展させると考えられていたのである。

しかし、実際はそうではなかった。

ブルーバナナは、中世から都市が発達してきた古くからの経済の中心地であり、欧州統合以前から発展していた。

これが、欧州統合によりヨーロッパ全体から人・モノ・金を集めるようになり、豊かな地域がさらに豊かになるという現象が起こった。

この現象をとらえ、「欧州統合はヨーロッパを均等に発展させる」という言説に対抗しようとして提唱されたのが「ブルーバナナ」という概念であった。

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