【 note : https://note.com/yaguchihappy 】
卵形成について講義します。
語呂「動物の極端な退化(極体が放出される側が動物極、極体は退化・消失する)」
●始原生殖細胞(2n)→卵原細胞(2n)(体細胞分裂で数を増やす)→一次卵母細胞(2n)→(減数分裂第一分裂)→二次卵母細胞(n)→(減数分裂第二分裂)→卵(n)
*卵原細胞の一部が一次卵母細胞になる。
● 一次卵母細胞から減数分裂第一分裂で第一極体と二次卵母細胞が生じる。これは不等分裂である。栄養が二次卵母細胞に集中する。
● 二次卵母細胞から減数分裂第二分裂で第二極体と二次卵母細胞が生じる。これは不等分裂である。栄養が卵に集中する。
*第二極体が生じた位置を動物極、その反対を植物極という。
*第一極体は分裂する場合もあればしない場合もある。
● 第一極体、第二極体は退化・消失する。(良く問われる)
●ヒト胚では、卵巣に到達している約千個の卵原細胞が、妊娠第2~7ヶ月まで急速に分裂し、(まだ注目する女の子が生まれる前であることに注意。こんなにも早くから将来のための卵形成の準備が始まっている)およそ700万個の卵原細胞を生み出す。これらの卵原細胞のほとんどはすぐ死ぬ。しかし生き残った卵原細胞は減数分裂を開始し、一次卵母細胞となる。そして減数分裂を第一分裂前期で休止する。
長い長い休止期を終え、この女の子の思春期が始まると、減数分裂が再開される。
卵母細胞は第二分裂中期へと進行するが、二次卵母細胞の状態で排卵され、受精が起こった場合に減数分裂が続行されることになる。
問題:100個の一次卵母細胞から何個の卵ができるか。
答え:100個
#生殖
#高校生物
#卵